こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

最近、ある方のセミナーにでて、

メルマガを配信しなければいけないが、

なかなか配信できていない、ネタに困る、

というお話を伺いました。

ありがたいことに、

私は沖縄に移ってから12年になりますが、

この間ずっと、定期的に

メルマガを配信させていただいています。

この

1)アブリールスメルマガ

2)英語学習用の「ユキーナサントスメルマガ」

3)日英でビジネスフィロソフィを配信している
  「フィロソフィマラソン」

4)女性向けネタの「UMI」メルマガ

5)ファミリービジネス関連のメルマガ

と合計6本のメルマガを配信しています。

 

どれも毎月、最低1回は配信するようにしています。

私にとっては、

文章を書くこと、身の回りに起こったできごと、

自分の考え等を文章にして伝えることは、

どちらかというと楽しみであり、趣味なので、

メルマガ配信がつらいと思ったことは正直

一度もありません。

時々、皆様にお会いさせていただくと、

メルマガ読んでいる、あれは面白かった、

あのネタは良かった・・・

などお寄せいただくことがあり、

とても励みになっています。

 

中でも、様々な分野から幅広く伝えてくれている、

というご意見を頂くことがあります。

私は、広く浅く、を心がけている訳ではなく、

身の回りの出来事について、

どうしてそうなんだろう?

どんなきっかけがあったのだろう?

なぜなんだろう?

という好奇心から、調べていった内容が多いです。

こうして配信したコンテンツを

「興味深い」と思っていただけるとしたら、

とてもうれしく思います。

この先の時代は、より世界がダイナミック

( 大きなスケールでつながる )

になっていくように思います。

限られた範囲ですが、

私の経験や考えが皆様のお役に立てれば、

本当にうれしく思います。

 

 

さて、前回のメルマガでは、

ベリーダンスからセールスの極意、

ポイントを教わることができる、

という内容を私の体験談も含めてお話しました。

今回もその流れで、

「伝え方」についてお話します。

特に弁護士・税理士・不動産鑑定士等の

いわゆる「士業」の方、

コーチングやセラピー等の

ナレッジワーカーの方々には、

ご参考になることもあるかもしれません。

 

このような業界では、

いわゆる「正論(せいろん)」

というのがあります。

例えば、弁護士さん等が

離婚や親権で争っているお客さん(男性)

とお話しているとします。

争うポイントは財産分与や

子供の親権などについてです。

一般的に、財産はほぼ半分、妻にいきます。

これまで中心となって育児をしていたのが妻であれば、

子供の親権は妻になることが多いです。

ですが、例えば、弁護士さんが

次のように正論を伝えるとします。

 

「財産の半分はあきらめてください、

子供と会うのも思い通りにはいきませんよ。

もともとはあなた達夫婦は、

夫婦円満に暮らすということが、

できなかったのですから、

あなたにも責任はあるのです。

だから、どうにもなりません。

あきらめる、反省してこれからの人生にいかす。

これしかありません。」

弁護士さんがクライアントさんに、

このように伝えたら、どうなるでしょうか?

上記の「」内は正論です。

けれども、正論を正面から突き付けられて、

「はい、その通りです。私が悪うございました。

粛々(しゅくしゅく)と

法律にしたがった手続きを行い、

養育費を払い続け、自分の精神修行をします。」

 

こう答えるクライアント(男性)さんが、

果たしているでしょうか?

このような対処の仕方ができる方であれば、

そもそも、夫婦円満に暮らしているはずです。

あるいは、このような方は、弁護士の力をかりずに、

すんなりと離婚して、真剣に、そして前向きに、

自分の人生を生きているはずです。

ここでは男性の例にしていますが、

女性でも同じです。

みなさん、自分は悪くない、相手がわるい、

何とかしてほしい、と思って

専門家のところに来るのです。

 

そこに、正論を「バズーカ砲」のように放っても、

相手に気づきを促すことはできません。

「あの弁護士は話をきいてくれない。

私のいうことが伝わらない」

「絶対に、あの弁護士の言うことはきかない!!」

とクライアントさんは、

ますます、かたくなな態度になり、

問題解決とは逆方向に進んでしまうのです。

ですので、いきなり正論をぶつけることは、

本当の意味で、問題解決にはならないのです。

 

正論は正論ですが、伝える前に、一呼吸おいて、

どうすれば相手が受け入れやすくなるか、

これを考える必要があります。

 

では、専門家としては

どのような対応をすればいいかというと、

そのヒントは次のことではないかと思います。

 

 1 相手を受け入れる

 2 選択肢(オプション)を与える

 3 具体例で説明する

 4 いっしょにオロオロする

 

 

少しづつ説明します。

 

1 相手を受け入れる

 

先ほどの離婚の例では、次のように相づちをうって、

相手を受け入れることが必要です。

・ なるほど、奥さんはひどいですね。
  お気持ちお察しします。

・ たしかに、お子さんとの関係性を
  ずっと保っていけるようにしたいですね。

・ そうですね、財産分与については
  不公平感がありますよね。

 

ここで注意することは、

共感はするけれども共鳴しない、ということです。

相手がこのように思っている、それは受け止める、

けれども、相手の意見や感情にこちら(プロ)が

流されてはいけない、ということです。

この辺りは、カウンセリング、コーチング等を

勉強したことがある方は、

よくわかっていらっしゃると思います。

このさき、こうしたサービス業に携わる方には、

こうした相手の話を聴く技術などが

求められるのかもしれませんね。

 

2 選択肢(オプション)を与える

困っている人、窮している人は、視野が狭くなり、

「これしかない、他に手立てはない」

と思い込んでいます。

これがその本人を苦しくしている

原因の一つでもあります。

ですので、専門的な視点から、

選択肢をいくつか出してあげるというのも重要です。

 

・この点は、奥さんの意見が通っているように
  見えますが、別の点で、
  ご主人(クライアントさん)
  の希望がとおりますよ。

・ここは難しいですが、
  長期的にみると子供さんとの
  関係性はこのように継続できますよ。

・ このような選択肢をとると、
  ご本人(クライアントさん)にとっても、
  この先の人生設計が自由になりますよ。

 

相手(クライアントさん)が

受け入れるかどうかは別として、

こうした選択肢を一緒に考える、

という姿勢も相手に寄り添う、

という意味では大切ではないかと思います。

 

3 具体例で説明する

こうした選択肢を出すときに、

相手の共感と理解を得やすいのが、

具体例で説明する、ということです。

 

「どうやってもダメはダメ、あきらめるしかない、

もともとはあなたのせいでしょ。自業自得だから」

 

これだけを相手に伝えたら、

元も子もないわけです。

クライアントさんとしては、

受け入れるものも受け入れにくくなり、

専門家に対する不信感だけが残ります。

このようなやり方は、

やはりよろしくないわけです。

ですので、具体例をあげて、

わかりやすく説明する、

という工夫が必要になります。

かくいう私も、

このように具体例で説明することが、

ほとんどできていません。

ですが、時にはベリーダンスの例、

時には、離婚裁判の例などを使って、

相手が具体的にイメージしやすいように

伝えていきたいと思っています。

 

 

4 いっしょにオロオロする

このポイントを聞いて、「おや・・・?」と

思った方もいらっしゃるかもしれません。

こちらがアドバイスしなければいけないのに、

お客さん(クライアントさん)と一緒に

オロオロしていていいのだろうか?

そんな訳はないでしょう?

と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ここで思い出していただきたいのは、

宮沢賢治の詩、「アメニモマケズ」です。

この詩の中に、「寒さの夏はおろおろ歩き」

という部分があります。

冷害による凶作でどうしようもない年は、

お百姓さんと一緒におろおろ歩くしかない、

という意味だと思っています。

 

士業やナレッジワーカーの方は、

責任感が強い方が多いです。

自分を頼ってきているクライアントさんには、

何とかしてあげなければ、

という強い思いをもっています。

自分が解決策を示さなければいけない、

という使命感もあるでしょう。

ですが、それを、いわゆる「正論」で伝えても、

どうにも受け入れられないときは、

相手が受け入れる状態になれるまで、

一緒にオロオロする、

というのも一つの解決策です。

 

そんなことでは、プロではない、

と思われるかもしれません。

ですが、

「オロオロと窮しているのが自分だけではない、

この人もいっしょに困ってくれている」

という思いが伝わるだけで、

クライアントさんの心は、

ほんの少し軽くなるかもしれません。

 

このようなアプローチをしても、

それでも戦いたい、

ガチで相手とやりあいたい、

自分の気持ちが収まらない、

というクライアントさんは、

自然と「炎上弁護士」を選び、

戦いのフィールドに入っていきます。

その場合は、自分のもとを離れてもいたしかない、

と思うようにしましょう。

自分の思い(訴訟でガチで戦う)を実現することが、

今のクライアントさんが

本当に求めていることかもしれません。

 

 

さて、正論を述べずにクライアントさんに

解決策に気づいていただく方法について

お伝えしました。

相手を受け入れ、

選択肢を示し、

具体例を使い、

それでもダメならいっしょにオロオロする。

 

こんなことで・・・と思われるかもしれませんが、

意外にこれがクライアントさんの

人生が好転していく

一番の近道かもしれません。

士業の方々、ナレッジワーカーの方々の

ご参考になれば幸いです。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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