年末年始、母親の顔を見るのが憂うつ、そう思ったあなた、今こそ母親が自分にくれたブロックを手放す時かもしれません。ブロック解消して幸せになりましょう!あなたのイラつき解消隊、 ユキーナ ・サントスです。

日常のイライラブロック解消でみるみる小さくなります、相談してみませんか?

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さて、ブロック解消についてお話をしています。

不幸な私の正体それはブロック

で、 どうして自分はこんなに不幸なんだろう、それは自分自身の中のブロックが原因だという話をしました

「かわいそうな私」症候群

で、自分が持っているブロックがどのようにして現実に影響を与えているのか、ブロックが現実を作るという話をしました。それは潜在意識に落とし込まれているからなのですが、では実際、 どうやってその潜在意識を変えていくのか、今日はそれをお話しします。

小さい時から親戚から虐待され、夫からは捨てられ、借金だらけのかわいそうなSさんの場合、まずやっていただいたのは感情の解放です。

小さい時、自分が本当にかわいそうだと思った瞬間、これを思い出してもらいました。

S さんとお話をしていく間に、出てきたのは、知らないおじさんからお菓子をもらって、自分はとても嬉しくなって母親に見せに行ったら、母親からものすごい剣幕で怒られ、腕をつねられたという出来事でした。

そんなもので喜んで!!どうして受け取ったの?人から物をもらったらダメだって言ってるでしょ!!

お母さんからとても怒られたそうです。

その時のSさんの気持ちはどうでしょうか?

お母さんを悲しませた、私が悪い

お母さん怒らないで怖い

悲しいよ、苦しいよ!

お母さんも一緒に笑ってほしいのに!

私のこと嫌いにならないでほしい

私が否定された、

私はダメな子なんだ

お母さんに捨てられる

怖いよ

 

死にたくない

 

じっくりと感情を出していくとこんな思いが出てきました。

それと同時に、 S さんはぶわっと涙を流しました。

タガが外れたというか、ダムが決壊したように泣き出しました。

今たくさんいろんなこと思い出しました。

当時はお父さんもいなくなって、お母さんから捨てられたらどうしようって思っていた。

お母さんはいつも私に、お父さんは私たちを捨てたの・・・と言っていました。

お母さんの事、助けてあげることもできなかった。

邪魔にされるのが怖かった。

本当に・・・

S さんは私との話が終わった後も、昔お母さんに捨てられそうになったことを思い出して涙を流したそうです。

たくさん感情の蓋を開けて、感情を思いっきり出したら「真実を見ていく」ということをしていきます。

S さんのお話を聞いていて、私には S さんのお母さんの気持ちが手に取るようにわかりました。

S さんのお母さんもまた 、私は可愛そうでなければいけない、というブロックがあったのです。

私たちはかわいそうだから、人から気にかけてもらえる、人に大切にされる。もしかわいそうでなくなったら、誰も私に見向きはしない。

実際はそんなことはないのですが、こんなブロックがあると、過剰なほどに「自分がかわいそう」という状況を作り出します。

お母さんのイメージの中では、誰からも恵まれない子供、その娘と寄り添って暮らす母親、これがかわいそうな母子の図なのに、娘はわずかなお菓子をもらって、幸せそうにしている。 かわいそうな親子でなければいけないのに、幸せをみつけている。

これに潜在意識が反応したのだと思います。

そして無意識のうちに子供から責められていると思ったのでしょう。

本当はこんな無邪気な笑顔を子供に与えなければいけないのに、それが出来ずに不幸というレッテルを貼っている母親、お母さんもまたそのように責められてると思ったのでしょう。

人が怒る理由は色々ありますが、「相手が一番恐れてるところに触れたから」というのが相手を怒らせる原因なのかもしれません。

「お前には無理よ、Sちゃんは一人でできないから!!」

これも母親に言われて、とても嫌な言葉だったと S さんが言います。

そうでしょう。。。。かわいそうな母親でいるためには、手がかかる子供であったり、子供が人よりも劣っていたり、苦労がかかるほうがありがたいわけです。

母親が無言の気を子供にかけていたのですね。

手間のかかる子供、障害のある子供、それを育てている私がかわいそう・・・

親の潜在意識の中にそれがあると、子供は無意識のうちに親の期待に応えようとするのです。そして自分がわざと勉強や習い事ができなくなったり、病弱になったりするのです。

この話をした時、Sさんは S さんは声を詰まらせながら泣きました。

ユキーナさん、・・・・これって私が今、娘にやってることなのですね・・・・母が自分にしていたことを、今・・・私は、娘にやっているのですね。

そうです。

Sさんもまた、無意識のうちに、かわいそうな自分を作るために、子供をコントロールしようとしてるのですよ。

子供はこのコントロールを苦しく感じますから、ある時 S さんから離れようとします。 S さんはそれを必死で止めるでしょう。けれどもSさんが止めようとすればするほど、娘ちゃんは離れて行きますよ。

Sさんはこの 事実にとてもショックを受けたようでした。

そして何度も何度も、根気強く、こうした潜在意識の書き換えをしてくれました

一時期は頻繁にメールもあったのですが、Sさんからパタっと音信がなくなったなとおもっていました。

そして2ヶ月ぐらい経った時に、クロスステッチの大作の写真が送られてきました。

ヨークシャテリアのような犬が綺麗に刺繍されていました。

「ユキーナさん、あの後私と娘が飼っていた犬がなくなりました。娘がとても気を落としていたので、なんとか慰めようと思って、クロスステッチでこれを作りました。でもやりだしてみるととても面白くて、没頭してしまいました。

そしてね、ユキーナさん・・・・娘と一緒じゃなくて一人で過ごす時間がとても増えたんです。

そしたら娘が、学校でいじめられることが少なくなったみたいです。先生にも呼ばれなくなったし、私との言い争いもなくなりました。いろんなことがちょっとずつ良い方にいってるみたいです。」

それまでの本当に辛い人生が、なんだったんだろうと思うぐらい変わっていくのは、自分が変わるからです。

長年閉じ込めてきた悲しみや怒り、心の底から感じた恐怖、これを 少しづつ解放していくことで、自分のこだわり、思い込み、ブロックが緩んできます。

Sさんの場合は、私は不幸、私は不幸でなければいけない

これでした。

この被害者意識が緩んだので、今まであった真実が見えてきたのです。

自分は被害者でもないし、加害者でもなく、周りに敵はいなかったということ。この事実に気づいて受け入れることができた時、Sさんの人生が劇的に変わっていったのだと思います。

明日もこの、「私は不幸」というブロックについてお話しさせてください。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。