こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

前回、この言葉からトランプのキャラクターをお話しました。

トランプと大統領選 不動産王のコンプレックス１

その特徴は次のようなものです。

今回は４－５を説明します。

４　巨大な利己

これはちょっと不動産の話です。

私は不動産鑑定士の二次試験を受けるときに、不動産の評価理論を学びました。この中には価格・価値の原則や経済原則があります。

この経済理論も、勉強しただけだとすべて机上の空論で、よくわかりませんでした。

けれども、バブルとその崩壊を何回か経験すると、なるほど、加熱した経済が行き着く先は不動産等だなということがよくわかりました。

そうすると、不動産をやって儲けようと思ったならば、経済が順調に発展しているところに行くのが1番なのです。

日本の場合は、このような経済の右肩上がりの成長が見られません。そうなると、経済成長の中で、不動産に帰属するものが少なくなるのです。そうすると、不動産から全く儲けられないのか？、となりますが、決してそうではありません。

大きな儲けは無いですが、ある一定率の儲けを上げることができるようになります。

この不動産の価格は、ほとんどの国の経済成長と連動しています。そうなると、アメリカの不動産価格をどんどん上げようとすると、アメリカの経済自体が右肩上がりでどんどん上がっていくようにしなければならないわけです。

このような意味で、トランプさんは真剣に、アメリカの経済を右肩上がりにさせること、に注力していられるのかもしれません。

繰り返しになりますが、これは、不動産のキャピタルゲインを確実に取る上では1番大切なことです。

大統領としての立場でやっているので、これはもちろん利他ですが、そうすることによって、自分のビジネスが大いに発展するという意味では、とても大きな利己でもあります。

トランプさんが、利己ではなく、もう少し利他の心で経済の循環をさせようと考えていたら、もう少し違っていたかもしれません。

５　攻撃される恐怖

トランプ氏は、もともと労働者の心境でお金儲けをしていますから、奪われること、攻撃される事は常に意識に上っているのではないかと思います。

そして、いつ、自分が攻撃される側に回るのかと疑心暗鬼になっていたのかもしれません。

これは会社と労働組合との関係に似ています。

何かを攻撃したら、自分もこのような目に合うのだといつも無意識で気にしていることになります。

トランプさんにも、この傾向があったのではないでしょうか?見えない敵をいつも意識している、そうなるとまだ敵がいない家から、敵を作り出します。そしてその見えない敵と戦うようになります。

そして、こうした見えない敵に敗れ、敵への警戒をいっそう強くしていきます。

さて、まとめてみると、ブルーカラーの億万長者、その本質的な性格は次のようなものでした。

中でも、この方の人生に1番影響及ぼしたな、と思えるのは、被害者意識ではないでしょうか?いつも心の中で、見えない敵を探していた、そして自分たちは被害者なのでこのぐらいやって当たり前、お前ら(投資家)もこれぐらいの痛みを受ける、俺たちが被った被害に比べたら大した事は無いはずだから、このようなマインドでやられていたことがマイナス意識として返ってきたのではないかと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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