こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

私はこれまで、知り合いの方から標記の質問を受けました。

ちなみに、私が持っている不動産に関連する資格は、

不動産鑑定士(日本・アメリカ・イギリス)、

宅建士、

行政書士

再開発プランナーです。

ぶっちゃけ、仕事で使っているのは、不動産鑑定士と宅建の資格くらいでしょうか?

ですが、サラリーマンや個人の方で、不動産投資を考えている方も多いと聞きます。

ですので、どのような資格がいいのか、まとめてみました。

 

難易度低め不動産投資に役立つお勧め資格
今日はこれについてお話をします。私のお勧めは下記です。

1、宅建士
2、行政書士
3、簿記
4、税理士
5、不動産鑑定士

 

順番に解説します。

1、宅建士

 

これはとっておいたら1番役に立つと思います。

まず、不動産投資をやる上で必要最低限の法律を、すべてさくっと勉強することができます。簡単な税法もこれで勉強します。

さらに良いのは、宅建情報を勉強できることです。

ですから不動産業者の善し悪しを見分けることができると思います。

相手の商売の内側を知ることができるという事ですね。

その仕組みがわかると、物件をどうやって仕入れて、どのくらいの手数料を取るのかがわかってくると思います。

最近は、ほとんどの業者は、法律に基づいて業務を行っていると思います。

中にはそうでない方もいるかもしれません。

そのような人を見分けるのにも役に立ちますね。

私の知り合いの弁護士さんがこんなことを話していました。
「ナニワ金融道」を読んで、法律がいかに大切かを実感した。

そこで弁護士になろうと思った、と言うことです。

何をするにも、法律はとても大切です。30年不動産に携わってきて、私は本当に実感しています。

自分の大枚をはたいて、何か不動産に投資しようとするのであれば、最低限の勉強したほうがいいと思います。法律を知っておく、これは自分を守るための最低限の知識のような気がします。

2. 行政書士

私はかつて、いわゆる不動産ファンド業界(不動産金融)にいました。

リーマンショックの後、たくさんのファンドが解散を余儀なくされたと思います。

とても優秀だった方が会社がなくなってしまったので、他に転職されたと聞きます。

またご自身で起業された方もいると聞きます。

そうした方たちは行政書士の免許をとりあえず取得したと伺いました。

行政書士の免許があると、許認可の関係ですとか、投資家さんのアドバイスなど、いろいろなお手伝いができるようです。相続・税金対策などの簡単な相談も受けられるようですね。

さて、試験は、憲法・民法など、法律全般についてざっくりと勉強することができます。

私が取得したのは30年前ですが、試験科目はそれほど変わっていないと思います。

私はちなみに憲法をじっくり勉強したように思います。

過去問を解くだけで、民法・憲法・商法などの知識がある程度身に付きました。

不動産投資を考えるなら、取っておいても良い資格ではないかと思います。

3 簿記

 

不動産のオーナーさんで、ときどき、会計については全くわからない」という方を見かけます。このような方は、見ているこちらの方がドキドキします。

不動産に限らず投資全般には会計の知識が不可欠だと思います。

特に不動産は、どれだけの収益を上げて、どれだけの費用がかかるのか、これを計算できないと自分が得するのか損するのか、これすらもわかりません。

本来でしたら会計学をしっかり勉強されることをお勧めします。

けれども、会計学を一から勉強するとお金も時間もエネルギーもかかるかもしれません。

それならばせめて簿記の仕組みをさっくりと勉強する、これで良いのではないでしょうか?

これで、会計の仕組みの大まかなところがわかると思います。

ちなみに私は過去2回、簿記4級にチャレンジして落ちました。

 

友人に話すと「絶対に真剣に勉強してないでしょ!」と言われました。

自分なりに真剣にやったつもりでしたが、試験と私の呼吸があっていなかったようです。

私にとっては難しい資格ですが、たくさんの方が合格する、取りやすい資格だと思います。

 

4 税理士

ご存知かと思いますが、こちらは科目ごとに合格(取りだめ) ができます。

全科目合格する必要はないです。

不動産に関連する科目をとっていく、これも不動産投資をされるのに、とても役に立つと思います。所得税・法人税は勉強する内容も多いですが、ためになるのかなと思います。

消費税などと組み合わせて少しづつとっていくといいかもしれませんね。

 

5 不動産鑑定士

 

これを5番目に書いています。勉強する範囲が広いのと、かなり専門的になってしまうので、優先順位としては最後にしました。

まず不動産に関する全般的な法律を勉強します。
その次に、経済学を勉強します。

GDPの考え方や、需要と供給の原則など、経済の一般的な知識が身に付きます。

さらに会計学も必須になっているので、

収益の算定の仕方、
費用の計上の仕方
利益の考え方、
投資の利回りの考え方なども勉強できると思います。

これに加えて、不動産の鑑定評価理論を勉強します。
こ鑑定理論で役に立つなと思うのは、不動産の価値の考え方ですね。

更地があります。
ここに何を立てるのが、1番効率が良いのか?

この考え方が身に付くようになります。
そして投資採算の考え方についても勉強することができると思います。

不動産業者の方とお話をしていて、「おやっ?」と思うことがあります。

今日まで、ある不動産の値段を5と話していたとします。
その舌の根も乾かぬうちに、10で買うと言っている買主さんがいるらしいですよ、

という話が飛び出ます。

どうやったとしてもそれは採算に合わないはずだ。

私にはこれがわかっています。

だからその話が来ても、

反応しないでじっと成り行きを見ています。

やはり10の買主さんというのは、決済ができなくて最終的に成約になっていない、このような場合がよくあります。

その不動産の「言い値」が高いのか安いのか、

これを判断する上でも評価の知識があると便利だと思います。

さて、まとめますと、不動産投資を考える上で役に立つ資格は次の5コです。

1、宅建士
2、行政書士
3、簿記
4、税理士
5、不動産鑑定士

 

特にオススメは、やはり宅建士又は行政書士ではないでしょうか?

比較的受かりやすいのは簿記や行政書士ですね。

他の試験も勉強する内容は、決して無駄にならないと思います。

すべての資格試験に言えることですが、たとえ合格しなくても、勉強した事は無駄にはならないと思うんですね。

さらに大切な事はこの勉強を通して、仲間ができるということです。

私も、これまでたくさん資格をとってきました。

この業界に30年以上いますので、人脈も広がりました。

いろいろなことを相談できたり、アドバイスを聞けたりする方がいる、

これは素晴らしいことだと思います。

資格を取る、知識を学ぶ、これも良いのですが人脈を作ることも大切だと思います。

これも頭に入れて勉強されていくと、必ず皆さんの不動産投資に大いに役に立ってくると思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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