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今日は、国際的なビジネスマンの話です。

ズバリ、できる人はどこでもよく働く、これです。

 

今回のイタリアのファミリービジネス研修ツアーでは、ボッコーニ大学のパオロPaolo先生にご一緒していただきました。

 

私の過去の経験から考えても、こんなによく働くイタリア人は見たことがありません。何曜日までにデータを送ると言ったらきっちり送ってくる、5分10分を考えてスケジュールを前もって取ろうとする。信じられないような働きぶりです。先々週の木曜日の夜に我々のツアーが終わりました。このあとどうしますかと聞いたら、土日はパリで会議だと言うのです。やはり、国際的にできるビジネスマンは、いつでも一生懸命働いているのだなと思いました。

 

さらにここにきて、私のかつての上司です。ミート先生と私はいつも呼んでいます。フランクフルトで、かつての同僚に会いました。ミート先生の右腕と言われている優秀な女性です。彼女が言ってました。ミートは休暇を取り、密かにフランクフルトに来て、仕事をしていると。

ドイツでは、銀行のような金融機関になると、1年間最低でも25日は休暇があります。これは2年間貯まると50日、1ヵ月半はバケーションをしなければいけないのです。日本も最近はそうですが、ここドイツでも、休暇を取らないと人事からお叱りを受けます。ミート先生の場合には、昨年から溜まっている有給休暇があるので、必ず取るようにと厳しく注意されたそうです。そこでミート先生は密に休暇を取り、ベルリンから遠く離れたフランクフルトに来て、そこでの仕事をしているのです。当然フランクフルトで会うのも、自分の部下たちです。

 

かつて私が一緒に働いていた時から、ミート先生はこうでした。私も、いつどういうタイミングでも仕事したいと思っているので、ミート先生のことを心から尊敬しておりました。

 

ミート先生はオランダ人です。オランダ人はこのように効率性を大切にするのです。かつて私にこう言いました。ユキーナ さん、仕事と言いうのは、人生の中でとても多くの時間を占める。その仕事を、自分の嫌いなことをするなんて全くもってナンセンス。好きなことをするのであれば、プライベートの時間であろうと、オフィスにいる時間であろうと関係ない。

こんなマインドセットをもっている外国人には、私はそれまで会ったことがありませんでした。ミート先生は私が世界で1番尊敬するビジネスマンです。

 

今私がとても尊敬している、京セラの稲盛氏と同じです。素晴らしいビジネスマンは、世界中どこでも一緒だなと思ったのです。そして私もこのような人たちにちょっとでも近づきたいと思います。

 

ベルリンから、世界のビジネスマンのお話でした。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。