難しいことは苦手!と思う方、シンプルな考え方推進します、あなたのためのシンプルアドバイザー、ユキーナ ・サントスです。
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今日は物事をシンプルにとらえる、という話です!
稲盛氏は、京セラのビジネスフィロソフィーでこのようにおっしゃっています。
物事をシンプルにとらえる
「事象は単純にすればするほど本来の姿、すなわち真理に近づいていきます。例えば、一見複雑に思える会計というのも、突き詰めてみれば「売り上げを極大に、経費を極小に」という単純な原則につきるのです。。。。京セラを作った当初、私は会計というものが全くわかりませんでした。損益計算書や貸借対照表を見せられてこれだけの利益が出ましたと説明されても、よくわからない。「いやこっちに資本金と書いてある。資本金はどうして負債と同列なのだ。これはうちの会社のお金だろう?」「・・・もう素人に説明するのはこれだからややこしい」。。。「もう、ややこしいのは結構。とにかく、売り上げを最大にして、経費を最小にすればいいと言うことだ」と稲盛氏が会計原則を理解されたエピソードが載っています。
→私が会計を始めて勉強したのは、30年以上も前でしょう。不動産鑑定士の受験に必要だったので勉強しました。その時、稲盛氏と同じような違和感を持ちました。企業会計原則をわかりやすい本で勉強し始めました。それでも、今、商習慣として社会で使われている仕組みとして理解した程度で、なぜそれが必要だったのか、会計学の本質を理解したとは言えません。
それが、先日パナマに行った時に、はっと思いました。パナマシティーの旧市街を、パナマの鑑定協会の役員の方にご案内いただいておりました。とても親切に歴史や成り立ち、建造物の保護などを説明していただきました。旧市街は2回ほど砲火にあって、何度か場所が移っているとお話しいただきました。
最初は、スペインが侵略した時です。「その後もう一度スペインが侵略するって変じゃないか? もうスペインの支配下にあった場所をなぜスペインが攻略する?」と思ってパナマ人の理事の方にお伺いしたのです。「カリブの海賊が襲ってきた、英国は彼らを雇って、スペインが略奪しようとした金銀財宝等を横から奪わせた」とお話しいただきました。。。。。なるほどです。今の自分が考えると、さもありなん、十分納得できる話です。
複式簿記はイタリアジェノバの商人が発展させたといわれています。彼らのビジネスは新大陸との貿易でした。このパナマの例で言えば、スペインの立場だったわけです。それであれば一回の航海ごとに、どれだけの成果物があったのかを見ればスペイン国王の目的は達成されるはずだと思うのです。
そして、自分が海賊を雇って略奪をやらせる立場になって考えてみると、この企業会計の仕組みが、とてもよく、ふに落ちるのではないかと思います。
航海は1回だけですが、そこからゴーイングコンサーン、継続企業の原則、真実性や透明性の原則など基本原則が発生していったことを考えると、感慨深いものがあります。学びをありがとうございました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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