あー、またアメリカ出張か?気が重いなぁ…英語のことを考えて、ため息をつくあなた、ため息をワクワクする気持ちに変えましょう、あなたのパーソナル英語トレーナー、 ユキーナ ・サントスです。
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今日は久々に、英語について書いてみたいと思います。
私は1日のうちに最低1回はFacebookをチェックするようにしています。そのたびに、毎回違う英語上達方法が広告サイトで出てきます。いろんな方法がありますが、私が思う事はただ1つ、これです。
それで英語ができるようになると思って、信じてやればやってみればいいのです。効果があればあるでしょうし、なければない、それだけのことです。
最近になってよく思うのは、アメリカを始めとするアングロサクソン人は日本のことがこわかったのだなぁということです。日本人に知恵をつけさせてはいけない。ましてや、英語を身につけさせて、国際世界にしゃしゃり出てきてもらっては困る、こんな風に考えたのかもしれません。これは日本の英語教育を見れば明らかなのです。明らかに、世界で通用しない英語を教えるために、日本の英語教育があるのです。
私がこれに気がつくようになるには、ずいぶん時間がかかりました。社会人になって10年以上働いて、留学をしようと思った時です。その時になって初めて、もう一度英語を勉強し直しました。その後の留学生活、外資系企業で働いてみて、こんなによく使う英語をどうして昔に習わなかったのだろうと思ったのです。
ここシンガポールに来て、国際会議に出てみて、しみじみ思います。英語を話すことがいかに大切かと言うこと。日本人はそのための教育をしてきません。少なくとも私が受けた教育はそうでした。これを前提に考えると、世界で通用する英語、これを頭を空っぽにして、一から学ぶ必要があるわけです。
では、世界で通用する英語は何かと言うと、私が出している英語本「英語貴族と英語難民」にたくさん書いてありますので、ご参照いただければと思います。
今回は、スチュワートシップアジアセンターが主催する、企業の永続性についての会議に参加しました。日本からの参加は私1人ですので、当然ながら、日本について話をすることが私に求められるわけです。
ここでどのような話をするのか、日本人であれば、原稿を作り込んで、Google翻訳にかけて、さらに慎重な人は、ネイティブチェックなどをしてもらって、それを読み上げて話すのかもしれません。
20年位前の自分がそうだったのかもしれません。
けれども今は、どんな英語を話すか、それを事前に考えません。こういうことを話したい、と言うことを考えて、手を上げ、マイクのスイッチをオンにして、頭に思いつく英語を話すのです。
英語で考えてそれをアウトプットするので日本語で考えるという事は無いのです。
5月の中旬に出発したツアーですが、イタリアのファミリービジネス研修ツアーで、たくさん英語から日本語への通訳をしました。これは予想以上に疲れました。何故かというと、実は普段やらないことをやるからです。普段やらないこととは、一旦聞いた英語を日本語に置き換えるという作業です。英語で聞いて、英語で理解し、その返事や意見を英語で考える。私はいつもこれをしているのです。
そうです、私がいつもやっているのはこの作業なのです。約20年ほど前に、英語を勉強していた時に、舛添さんの本を読みました。この方は政治的にはいろいろな批判もありますが、語学については、当たり前のことを当たり前に説明していました。英語は、英語で考えて英語で聞く、これを繰り返していけば、自然と英語で話すようになる。日本語で考えたり、日本語に置き換えることがまどろっこしくなる。全くその通りだと思います。
ですから、会議で自分が発言する内容を、いちいち英語で事前に考える必要はないのです。自分の能力以上の英語表現は出てきません。ふと、やっとこのレベルになったのだなと思ったのです。
ですから、Facebookでよく見かける、英語ができるようになるテクニックシリーズは、どうぞやってくれ、気が済むまでやってくれ、としか言えないのです。
語学にショートカットはありません。敢えて言うなら、「絶対に、国際会議で発言できるようになる、と強く心に願う」その決意ぐらいじゃないでしょうか?
今日は、私が持つ語学についての雑感ついて、お伝えしました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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面白く読みました。同感です。中川十郎さんのBIS研究会でお目にかかりました。
日経新聞記者32年から国際教養大学を立ち上げて12年間、毎週6コマ、アメリカの政治・経済・社会問題に日米関係などを英語で授業しました。その経験から実感していることは、富塚さんがここで書かれている通り「とにかく日本語にいちいち翻訳などせず、英語で考えて、英語で語ることの重要性」です。その機会もない人が「英語がペラペラしゃべれるようになりたい」と思っても、まったく無理です。
そのうちに機会があれば、又お目にかかりましょう。
ありがとうございます、返信遅くなり申し訳ございません。ぜひまたお話させてください、よろしくお願いいたします。