仕事が忙しくて、自分の時間なんかあるわけないよ、とぼやくあなた、あなたの自分だけの時間、作ってみませんか?あなたのエネルギーチャージャー、、 ユキーナ ・サントスです。
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今日は世界レベルの方の、仕事について考えてみます。
今日は、ズービン・メータのコンサートを聴きに行きました。場所はミラノのスカラ座です。
モーツアルトのミサ曲K427をききました。
記念講演ということで、1番最初に関係者の話がありました。
指揮者のズービン・メーターとカソリック教会の司祭、そしてスカラ座の関係者がパネル・ディスカッションをしました。
とても驚いたのは、このディスカッションをズービン・メータがすべてイタリア語でやったことです。私のイタリア人の友達、ニーノさんと一緒に行きました。ニーノさんに聞いたところ、ズービン・メータが昔、通っていたキリスト教の学校では、ラテン語でのコミュニケーションが基本だったといいます。ですので彼はラテン語とそこから派生してイタリア語を話すことができるのだということでした。メータ氏はイタリア人となんの遜色なく話をしていました。ここでもやっぱり感動です。
巨匠と言われてる人は違うなと思いました。この短い座談会が終わって、いよいよ演目に入りました。ズービン・メータの指揮は、やはり指先に何かが宿っていると思えるような動きでした。指先の流れがとても柔らかいのです。そしてそれは何かの流れをたどっていっているようなのです。所々にその指先はオーケストラの一人ひとりやあるいはコーラスに向けられそこから気が出ているようです。
腕の動きはテンポを取るという事では無いのです。どちらかというと呼吸のように、柔らかな吸って・吐いてという流れを作り出しているようでした。
モーツアルトのミサ曲なので、モーツアルトらしいたくさんの音符とたくさんの音階が頭の中にどんどん届いてくるようでした。
それがとても自然な形です。山口先生の合気道とちょっと似ています。上から見ると円を描いていたり、波のような動きになっていたり、木枯らしに舞う枯葉のようなイメージです。
ズービン・メータは今年83歳と聞きました。日本での公演も何回かキャンセルされたことがあるようです。それでもこうして、式をするときには年齢などの衰えを一切感じさせません。むしろ静かですが、何か地面の下から動いてくるようなエネルギーを放出しています。
すべては気なのだなぁと今日も思いました。ズービン・メータは足が恐ろしく細くなっていて、体を支えることもやっとなのでしょう。だからあと何回、この式を見れるか分かりませんが、今回見て良かったなと思いました。
アンコール曲のハーモニーを聞いたときに、とても美しいと思いました。脳みその蓋がパカッと開いてそこにキラキラしたエネルギーが流れ込んでいくような感じがしました。
とても良い装いをして、この指揮者を見に来て良かったと思いました。いつもと違うことですが、やってみる価値はあるなと改めて思ったのです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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