仕事に行き詰まってしまった、どこが間違ってるのかよくわからない、でも結果が出ない…こんなことにざわざわしたら、あなたのためのプロセスインプルーブアドバイザー、ユキーナ ・サントスです。
デッドエンド、行き詰まりを感じたら、相談してみませんか? カウンセリングやってます!
今日は、仕事で行き詰まったときの解決方法です。
私の尊敬する京セラの名誉会長、稲盛氏はそのフィロソフィーの中でこのようにおっしゃっています。
製品の声に耳を傾ける。
問題が発生した時や、仕事に行き詰まったときには、その対象となるものや事象を真剣に、謙虚に観察し続けることです。例えば、製造現場では、あらゆる手を尽くしても歩留まりが思ったように向上せず、壁にぶち当たることがよくあります。そんな時は、製品や機械、原材料、治工具に至るまで、工程全体を隅々まで観察し、素直な目で現象をじっと見つめ直すことです。不良品や整備の悪い機会があれば、その鳴き声が聞こえてくるはずです。製品そのものが、解決のヒントを語りかけてくれるのです。先入観や偏見を持つことなく、あるがままの姿を顕著に観察することが大切です。」
「このように、私は現場に出てはその場に座り込み、自分のループで一生懸命に製品を見ていました。ルーペでよく見えないときは、顕微鏡を使って一時間でも観察していました。そうすると、まるで製品が人であるかのように思えてくるのです。そして、製品に欠けを見出したなら、「この子(製品)はどこで怪我をした(かけた)のだろう」と、実際の工程を思い浮かべながら推測していくわけです。」
「このような歩留まり向上は、まず製品をじっくり観察することから始まります。そうすると、どこが痛いのか、また、どこで怪我をしたのか、製品が語りかけてきます。それによって、工程のどの部分に問題があるのかを突き止めるのです。…そのくらい一生懸命にならなければ「製品が語りかけてくる声」は聞こえてこないのではないかと思います。。。。。。」
また、製品を大切に扱うことについてもお話をされています。
蛇管を冷却するときに抱きかかえて乾燥させた話について「さらに、重みで形が崩れてしまうないように、夜中、釜の横の適当な温度のところでそれを抱いて、ゆっくり回しながら乾かしていきました。幾晩もその製品を抱いて寝たことを今でも思い出します。。。。わずかな傷でもたちまち値段が半分になってしまうということを考えても、工程における製品の扱いには充分気を配り、不具合が発生したらどこでその傷がついたのかを真剣に調べ、工程を改善していく。どの商売をするにしても、この姿勢は非常に大切なことだと思います。」このように書かれています。
あともう一つの合気道のアプローチは、絶対に行き詰まらないはずだとその心理を頭において見ていくということです。私たちの合気道ではこの稽古をします。手首をつかまれたとしても肘は動く、肩も動く、自分の腰も膝も足首も全て動く、それは人間が行き詰まらないようにするために生まれながらにして持っている知恵である。このように考えます。こう考えて体の自由になる部分を動かすことによって相手に無理な力を与えることなく状況処理していくことができるのです。この素晴らしい知恵は、日本人が見出した誇りであり、日本人のDNAが生み出した果実だと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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