欧米に比べて日本は遅れているよな。。。そうそう、と思ったあなた、日本の良いところとだめなところ、違う目線で考えてみませんか?あなたのためのディスカッションアドバイザー、ユキーナ ・サントスです。

日本人であることが嫌になったら、相談してみませんか?

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今日はちょっと国際的、経済的な話です。日本のお役所主義から考え始めて、日本の国際力について考えてみたいと思います。

聖徳太子の時代から、日本は自分たちが見習おうとしている国に日本人の中でもエリートを送ってきました。優秀な人材を育てようとしたのです。ここから、今の日本で優秀な人材が国のために働けるのかどうか、これを考えてみたいと思います。結果は皆さんもお分かりかと思いますが、奇妙な現象が起こっていて、NOだと言わざるを得ないかもしれません。

今日は稲盛氏が日本の官僚体制について述べられた意見から考えてみたいと思います

「(1980-90年代) バブル崩壊に苦しんだこの10年は、戦後50年を総括する時期でした。バブルの原因は、官僚主義の規制国家にありました。。。。ところが、急に自民党の方々は旧体制の維持に汲々としておられる。旧体制の方が住みやすいし、利権を増やすにも都合が良い。日本を変えるためには、政治家が目覚めてくれなければなりません。」

-私たちは何をしなければならないのでしょう?

日本の国を根本から変えていかなければなりません。まず「自己責任」「自助努力」の徹底です。 一般の人には非常に厳しいことですが、それらが確立されて初めて真の自由が獲得できます。

→毎回、合気道の山口先生の話で恐縮ですが、山口先生も同じことをおっしゃっています。「全ては自己責任である」とおっしゃいます。目の前に起こっている事は、全て自分が引き起こしたことであるし、自分の持ち合わせ以上のことはできない。何をどう考えて、どう行動するか、全て自己責任であるとおっしゃっています。与えられているものに気づかずに、不平や不満を並べ、自分が不幸でかわいそうだということを生涯アピールして暮らす、これも人生です。それとも、既に自分が持っている、与えられているものに気づき、感謝と反省のある毎日を送り、満たされたなと、幸せだなと思える人生を送ることもできます。どちらの人生を送るかは、まさに自己責任、その通りだと思いました。

 

「-規制緩和を主張し続けていますね?

「日本は世界の中で異質だ」という意識が欧米で根強い。それは規制があるからなのです。法律、政令、通達、省例など、訳のわからない有形無形の官の規制があります。国民が仕事をするときにお上の方々を上目遣いで見ながら、意思に沿うようにしか動けなくなってしまった。ヒラメみたいな。21世紀に日本が世界の人たちと仲良く生きていくには、規制を撤廃することが最低限必要になってきます。

-実現できますか?

日本には「良識派」の人たちが非常に多いので、私がいう事は「暴論」にしか映らない。リスクはありますが、いちど規制を撤廃してみれば、と思うのです。それで本当に守らなければならないものなら、改めて規制すれば良い。徐々に緩和するやり方では何十年もかかる。無条件に規制をなくすという暴論でしか、改革はできないと思います。

→私は特に人材についてこれを思います。アメリカと日本の決定的な違いは、「優秀な人間がその国のために働いてるかどうか」これだと思います。中東、東欧、アフリカ、中南米、アジアなど内戦が長く続いている地域がたくさんあります。そういうところで、優れた技術や技能、能力を持っている人たちが、政情が不安定であるために、そこで安心して暮らせないことがあるのです。こういう人たちにアメリカは門戸を開いています。このような人たちをいつでも受け入れて、アメリカの国民として認め、自由と安全を与える。これができるから、アメリカは強いのだと私は思っています。日本では、海外で見聞を広め、知識を持ち経験を積んだ人間が、日本に戻ってきてその能力を十分に発揮できるかというと、そうではありません。日本には既に決められた年功序列の人事制度があり、トップが方向性や意見を変えるのにとても時間がかかります。ですので、優秀な日本人の多くは、日本の会社ではなく外資系の会社で働いていたのを思い出します。優秀な人材を抱える、自由を与えながら、自国に取り込んでいく、これがうまいのはアメリカとイギリスです。これまでも、優秀な人材にこと欠かないので、このような国が、国際社会をリードしていくことが見られていたのかもしれません。そういう意味では、中国は日本に近いと思います。

-日本のあるべき姿は?

強い経済力と技術を使い、地球の生存を危うくする環境問題を日本の力で解決していく。そんな日本であって欲しい。特に、経済界のリーダーは無意識に旧体制のままが良いと思っておられる。生きるべき道をぜひもう一度考え直してほしい。「綺麗事を並べ立てたものだ」と一笑に付す人もいますが、私はその綺麗事を言い続けていきます。

 

→ 世界的な教育ママで有名なのはユダヤ人の母親だと言われています。彼女達は自分の子供たちに知識や技術や教養、いわゆるビジネススキルを教え込むことに真剣です。何故かというと、頭の中までは奪うことができないからです。財産ならば簡単に奪うことができるけれども、頭脳の中に溜め込んだ知識やスキル、身に付けた技術などは、なかなか奪うことができません。だからこのような技術を身に付けさせるのです。どの国であっても、どの世の中であっても、このようなスキルを持っている事は、他の人たちから一目置かれるのではないでしょうか? 実際にその人物にあってみて、必要とされる存在であれば、その社会から大切にされます。戦争を仕掛けてこの人間の存在をなくそうとは思わなくなります。

これから先は心の時代と言われています。日本人やアジアの哲学、精神性というものが今、着目されています。このようなものを少しでも勉強して、精神的に豊かになりたいと思う人が世界中で増えてくるのでしょう。そうであるならば、今の日本人が磨くのは自分たちがもともと持っている精神性です。精神性を学ぶことについて日本人がリーダーシップを取っていく、そのような存在でありたいと私は思います。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。