家業で働くなんて、本当にいやだ、同族企業とさげすまれるのが耐えられない・・・こんな思いを抱いているあなた、その嫌悪感をやわらげましょう、あなたのココロに寄り添う、イメージインプルーバー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

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今日は商売の意義を考えてみたいと思います。

最近では副業を持つ方が本当に増えました。その中で、お金を稼ぐことに抵抗があるかたもいるかと思います。特に「儲ける」という言葉に潔癖になられるかたもいるように思います。

今日は、そのような方に対して、儲けることの意義を考えてみたいと思います。

今、私が思うことは、自分が魂を高めながら、相手のことを考えていくのは、プラスエネルギーを循環させる行為です。その対価としてお金がまわってくる。ですから、お金は嫌悪の対象になるものではなく、エネルギーを循環させるもの、私はそのように考えています。

 

私が尊敬する、京セラの名誉会長、稲盛氏は中小企業の経営者に対して、お話しをされています。

我々が目指すべき商人道 ーMerchant philosophy とでも訳せる内容ではないでしょうか?-
というタイトルで、商人の社会的地位がなぜ低いのかということをお話しされ、

それを改善するにはどうすれば良いのか?これをお話しされ、

最後にはどのような考え方を持ち、どのような行動していけば良いのか?

これを稲盛氏がお話しされています。

京都の商人道を説いた石田梅岩の話もありました。
「まことの商売は、先も立ち、我も立つ事を思うなり」

ここにすべての基本があると思います。

「経常利益10%の話をすると。。。経営者の皆さんは

社員の人たちに頑張れと一生懸命言うわけです。

しかし社員が稼いだその利益は、100%経営者のものになります。

株式を公開していないのであれば、利益を上げるという事は、

100%株主である経営者一族の財産が増えていくことになるわけです。

そのために、資本家は労働者を搾取することによって、

自らの富を増やしていくという見方が生まれ、

それが近代における資本主義社会での労使紛争の原因ともなってきました。」

→奪い、奪い返すという奪い合う事のスパイラルに陥ると、

マイナスのエネルギーが循環しますので、

経済的な恵みが得られないものだと思いました。

「現在、京セラは、売上高一兆円を超える企業に成長しています。

また、ニューヨーク証券取引所にも上場している国際的な企業でもあります。

このような京セラの経営理念には、

「株主価値を優先する」という文言は一切ありません。

私も上場後に株主の存在を考えるようになりましたけれども、

株式価値は会社が発展し、立派になっていけば、

自然に上がっていくものだと考えています。

そして、会社を立派にしていくには、

会社に住む従業員が幸せで、

元気よく頑張って働いてくれるようでなければならないはずです。

そうでなければ会社が立派になるわけがありません。」

→最近よく、株価について考えていますが、

やはり会社の立派になる度合いが、

株価の成長と会っているということが腑におちました。

利益追求の為なら何でもする経営者として、

不当に高い値段で売りつけたり、

品質の悪いものを売りつけたりする

経営者の話が書かれていますが、ここでも稲盛氏がおっしゃっているように、

現代の日本のように競争社会になっていけば、

このようなことで暴利をむさぼる事はできないとおっしゃっています。

私もその通りだと思います。

その文脈の中で、

病院や学校経営など公共性の高い事業でも

株式会社の経営者が参画していく機会を挙げられています。

経費の使い方を根本から考え、

付加価値を生み出し、そこで働く従業員とその家族を養っていく、

これは株式会社でも、もちろん可能なことなのだと思われます。

そして、これらを踏まえて経営判断の仕方を書かれています。

「我々が重大な経営判断を行う時、一番最初に行うのは状況分析です。

今、置かれている様々な状況の事実関係をつまびらかにし、

その事実を理性で分析、解析をします。

一般には、次に経営者自身の誇りや名誉、尊厳を基準にして判断を行います。

そして最後に、会社にとって損か得かということを判断基準として、結論を導いていきます。

このようなことが、一般の経営者の判断方法です。

しかし私はそれだけでなく

「卑怯であってはならない」

ことを基準に加えて判断するようにしてきました。

KDDIの誕生においても、相手方の利益を優先させることによって、

困難と思われた合併劇を成功させました。

これはまさに、

皆さんにお話ししている「自利利他」なのです。

自分の利益を得ようと思うのなら、まずは「利他」がいるのです。

つまり、他人の利益の方が、自分の利益よりも先行しなければならないのです。

お客様と交渉したり、従業員を説得するときに最も大事な事は、

誠実さであり、謙虚さであり、素直さですが、同時に思いやりの心、

慈しみの心が不可欠です。

 

私は、お客様の会社を研究したり、

その経営者の方の心に思いを馳せるようにしています。

この研究をするときに、心理学や潜在意識の話はとても役に立ちます。

そして、相手が本当に求めている結果が分かった時、不安や懸案が解消され、

この先どうなっていくのか?の予測が立ちやすくなると思います。

この相手がわかる、という事は、合気道でも学んでいます。

いわゆる、winーwinの関係を作り出すということだと思います。

相手が嫌なことがわかれば、その反対の良いこともわかる、

相手を喜ばせることができる。そうしたら当然、

自分にも利益が回ってくるに決まってるじゃないか?

合気道の山口先生がこのようにおっしゃっています。

まさに稲盛氏のおっしゃってることと、とても似ているなと思いました。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。