あの上司、なんだか言ってることが綺麗事、言ってることとやってることが違う、本当に腹が立つ…こんな思いでモヤモヤしているあなた、上司に対する苛立ちから解放されませんか?あなたのためのクソボスマネージャー、ユキーナ ・サントスです。
上司がにくくてしょうがない、こんな思いが出てきたら、相談してみませんか? カウンセリングやってます!
さて今日は、綺麗事ばかりを言う人、言ってることとやってることが違う人、こういう人の対処の仕方です。
ズバリ、そこはあなたの中に正義感に対するブロックです。正義に対するブロックがあるのでこのような裏表がある人間に反応してしまうのです。ブロックの根っこを見ていきましょう。正義感を満たすと社会でやっていけないと思っていませんか?
綺麗事は世の中では通用しない、こんな思いがあなたの中にあるいはあるのかもしれません。綺麗事について、最近良いお話を聞きましたので皆さんと共有したいと思います。それはたとえ綺麗事を言ってもその綺麗事を大切だと思っていう人もいる、これをお伝えしたいのです。世の中はすべて綺麗事で解決しないかもしれませんが、それであっても綺麗事を推し進める人もいる、ここに目を向けていただくと、ご自身の感情を解放するのに役立つかもしれません。
私の尊敬する京セラの名誉会長の稲盛氏のお話です。稲盛氏が、ある経営者の方にお話をされたことを引用させていただきます。
岐阜のA工務店のA社長のお話です。作業現場で事故が発生し、従業員の方がお亡くなりになってしまいます。示談交渉を乗り越え、公共事業不振の中、行政処分が重くのしかかります。このような困難を越えて稲盛氏の教えを守り、事業を回復させていったということです。
「ビジネスの世界にあっても本当に大切なのは人の「心」です」このようなタイトルで稲盛氏がコメントをされています。
「・・Aさんは『親父が社長だったために、たまたま後をつがせてもらった。そんなくだらん自分によくついてきてくれた社員に、本当に感謝している』とおっしゃいました。そういう事はなかなか言えることではありません。その気持ちが、Nさんのご遺族にもつうじたのです。元請け会社の人が、交渉とは低めの保障額を提示してちょっとずつ上乗せすればいいというのを、あなたは誠意を持って対処しようと、最初から労災も含め、精一杯の金額を提示されました。普通、交渉というものは手練手管を持ってするものですが、そういう駆け引きを一切せずに堂々と向き合われました。それが『ここまでしていただけるなんて思っていませんでした』という言葉を引き出したのです。つまり、善意に対しては善意が返り、駆け引きには駆け引きしか返らないということです。」
→ ここも宇宙の法則だと思います。自分が出したものが返ってくる、この法則なのだと思います。これは世界中、どこの民族に対しても同じことが言えるのではないかと思います。こちらがこれほど善意を出しても、悪意が返ってくるのは、これまで出しているマイナスエネルギーの大きさ、マイナス貯金の大きさだと思います。やがてはこのマイナスもなくなるだろうと思い、自分が心の底から感じる善意を相手に向けていけば、いつかは善意が返ってくるのではないかと思います。
「事故を起こしたばかりに、何ヶ月も公共工事の受注ができなくなりました。そのために、今期は大きな赤字を出すことになります。しかし、そういう事態に遭遇しながら『魂のレベルで経営を学んだ』とおっしゃいました。しかも、社員の方たちがNさんの死を無駄にせず、会社を立派にしようという気持ちでまとまったということを言われました。それを聞いて私は本当に嬉しく思います。あなたにお礼を言いたい。私が話したことが一人の経営者を助け、そこに働く大勢の従業員の方が救われる。それこそが、まさに感謝の心なのです。だから盛和塾という輪が広がり、良きことが良きことを呼び、良い考え方が良い考え方を呼んだのだと思います。
このせちがらい世の中、そんなきれいごとでは生きていけませんよという時代に、勇気を奮い起こして正しいことは正しい、悪いことは悪いとストレートに考え、相手の方のために思いを貫く。そういったことを体験され、それが経営に生きていくということを聞くのは大変嬉しいことです。勇気を持って、誠心誠意でことに当たるのはどのような局面でも大切なことです。良いお話をありがとうございました。」
→ 私が実践し、学びを深めているカウンセリング手法はUMIという手法です。これは日本の方が考案したものですが、男性と女性の本能についてお話をされています。男性は、家族を養うという観点から、自分の意にそぐわない事でも仕事として続けていることが多い。この場合はエネルギーの消耗が著しい。それなので、エネルギーのチャージを求める。エネルギーのチャージとは、自分の心が満たされること。つまり、自分が信頼され、敬意を払われ、頼られる存在であると実感することである。このように理解しています。
稲盛氏のようにこの世に生まれてきた使命、いわゆるミッションmission が日本経済の根幹をなす、中小企業を根本から活性化すること、だとすると、エネルギーがチャージされる方法も違ってくるのかと思われます。
稲盛氏のメッセージや活動によって中小企業のトップが変わり、そこから根が張っていくように、企業が変わり、スタッフの方が一人一人変わっていき、会社全体が変わり、その会社の取引先や、地域社会も変わっていく。。。。このような流れができたらとても素晴らしいことだと思います。そしてこのような流れを実際、自分の目で見ていくことが稲盛氏にとっては、究極のエネルギーチャージになるのではないかと思います。
稲盛氏のような素晴らしい方ですので、もちろん御礼が欲しくてこのようなことをやっているのでは決してないとわかっています。
けれども、常に謙虚に、誠心誠意塾生の経営者の方に対処していらっしゃるのがわかります。それが功を奏し、大きなプラスエネルギーの波を生んでいった、この話を聞いた時の稲盛氏の感無量の気持ちが私には伝わってきました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。