私の給料低すぎじゃない?こんな疑問を抱いているあなた、その疑問をすっきりと解消しましょう。あなたの価値のバロメーター、 ユキーナ ・サントスです。

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イタリアのファミリービジネス研修ツアーは、おかげさまで大変大きな関心をお寄せいただき、満員でご予約いただきました。重ねて感謝申し上げます。

訪問する企業の内容や、どのような人たちとお話をするのか、何が学べるのか、これをお伝えしたところ、たくさんの反響をいただきました。

 

ここから、物の価値で売ることを考えています。

ある企業さんが、良質な素材でできた工業用のゴミ袋を開発しました。

これに対して、京セラの創設者稲盛氏がおっしゃいました。あなたはこれを1枚200円で売られるけれども、230円でも私は高いと思わない。500円だと高いような気がするかもしれないが、この30円の値決めの差は大きいのです。

価値で売るという事はとても大切だと思います。

広く話題になっていますが、こちらのwework は日本でビジネスをするときにはどうしたらいいのか、この課題を解決します。主に外国企業が、新しくビジネスをするときの不安を和らげるという価値を売っているのです。

スタートアップの企業にとっては、人を雇う、融資をつける、新規顧客を獲得する、こういう課題があります。それぞれにお金を使うとしたら、効率的により安くお金を使える方が良いわけです。

この価値を考えたとき、こちらの事務所賃料は、3倍から4倍位になります。

(写真:https://www.itoki.jp/press/2018/1810_xork.html)

それでも、このオフィススペースの人気は絶大です。価値で売ることの大切さを考えさせられる、とても大切な事例だと思います。

数日前に、レオナルドダビンチの最後の晩餐の話をしました。これも、ある意味で適切な絵画の価値付けを行っていると言えるのかもしれません。

適切な価値付けは、需要をどう見るかです。価値を求めている人の心理と行動を知ることです。どういう満足を求めて、その価値を判断するのかです。ということは、買う人の行動パターンや満足がわからないとできないのです。

weworkの例では、オフィスや立地のクオリティーを落とさずにいたい、そして付加価値をつけたい、という欲求です。面倒なスタートアップをいかに簡単にするか、という発想も見て取れます。

最後の晩餐の例では、この希少価値のある絵画を自分が見た。その事実が人にもたらす満足です。虚栄心を満たしているのです。その満足は、人から認められた時に満足感が高まると思います。だからあなただけ特別ですよという体験をさせてあげることが大切になるわけです。

相手の心理を読むことです。
また時代の流れを読むことです。

買う人の心理が分からなければ、適切な値決めができません。

先程の紙袋でも230円でも良いところを、200円と値決めをしてしまうのは、あなたの中の潜在意識です。トップの心の中に、自分は価値がない、失敗したらどうしよう、という心理があれば無意識のうちに安い値段をつけてしまうのです。この値決めと潜在意識の構造もまた別の機会にお話ししたいと思います。

適切な値決めをすれば、必ず豊かさがもたらされるんです。この豊かさをどのようにして循環させていくか、私も勉強してまた皆さんと共有したいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。