全くあの同僚は、あの上司は、超頑固で困る!! 私の職場も同じ!!と思ってうなずいたあなた、頑固なあいつ、何とかしませんか?あなたの職場環境改善隊、、 ユキーナ ・サントスです。

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今日は、ビジネスの大切なことを皆さんにお伝えします。

それは、品質を理解すること、そして人柄や考え方を理解すること、この2つです。この2つは切っても切り離せない同一直線上に並んでいるトピックだと思ったほうがいいでしょう

 

今回も、イタリア人がとても大切にするものについてお話ししたいと思います。それは品質と気質です。品質というのは言うまでもなく、作っている製品や商品の質です。どれだけ優れたデザインのものか、どれだけ優れた原材料を使っているのか、どれほど丁寧に加工しているのか?このようなことが品質へのこだわり、自信になります。そしてもう一つ大切なのは気質、パーソナリティーだと思います。

世界最古の薬局、サンタマリアノヴェッラ薬局に行った時、COOのフォア氏からお話がありました。「世界中から、我々の製品を売りたい、代理店になりたいという話がくる。けれどもまず、何はなくても、イタリアに来て、この本社に来て、具体的にどのようなものが作られているのか、その品質をしっかり見てもらう事を条件にしている。イタリアに来もしないで、我々の会社を見もしないで、ビジネスをしようとする人は、どんな条件であろうともお断りしている。このようにおっしゃっていました。あぁこのあたりはイタリア人っぽいな、と思いながら私は聞いていました。アルティジャナーノという言葉はこのような職人気質を表す言葉です。そしてこのような職人気質を持って、ひたむきに物づくりに励んでいる巨匠をイタリア語ではマエストロといいます。彼らの作品を見に来ることすらしないで、その良し悪しをお金で判断しようとするなんて、いい加減にしろ!という態度が見て取れます。これは日本でも同じなのではないでしょうか?ちなみにこのフォアさんは、大の日本びいきで、日本の武道にとても興味があるようです。

 

ビジネスをする相手に自分たちの作品について知ってもらう、これはとても大切なことですが、イタリアに来てもらうのは、お互い相手をよく知るという意味もあるのです。イタリア人はお昼でも2時間位かけますし、夕飯は2時間から3時間位かけてじっくり話をしながら食べるという習慣があります。これは家族に限らず、ビジネスの相手であっても同じです。この食事の席ではあまりビジネスの中心的な話はしないのです。では何を話すかと言うと、お互いの好きなもの、嫌いなもの、性格や考え方、家族のことなど相手と自分の距離を縮めることが目的であるように思います。

これはヨーロッパの特徴なのかもしれません。 

私がヨーロッパ系の銀行で働いていたときには、イギリス人の上司、オランダ人の上司、どちらも「相手の会社名や会社の大きさに惑わされてはいけない」と指導してくれました。「あくまでもその会社の専門家の個人的資質に着目して、ビジネスをする相手を決めるように」、と教わりました。これはとてもよいやり方だと思います。日本だと、会社対会社が話し合って、ビジネスの内容を詰めていくことが多いのではないでしょうか?けれどもそれ以前に、人間が関わっているのですから、やはりその人間性や考え方、どのような人柄なのか、ここに着目するのが、ある意味真っ当なやり方のような気がします。

 

自分たちのアウトプットの品質も大切にする、けれどもそれをどんな人が作っているのか、その人柄のところも大切だろう、これが、彼らが言わんとしていることだと思います。そして私は、この考え方はとても見習うところがたくさんあるような気がします

イタリアツアーは、私の中で、忘れかけていたとても大切な考え方や価値観を思い出させてくれました。自分一人ではなかなか判断ができないところも、皆さんと相談をしながら進めていくことで、たくさんの良いアイデアが浮かびました。チームを形成していくこと、そしてこのツアー自体の品質と、とても良い人柄の方たちに恵まれたこと、これは本当に嬉しく心から感謝しています。またこのようなツアーを企画していきたいと思いますので、皆さんご指導とご支援のほどよろしくお願いいたします。重ねてありがとうございました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。