あの人だけは許せない、こんな思いがふつふつと湧いてきて仕事に集中できなくなったら、あなたの不満を出してスッキリしてみませんか? あなたのイライラコントローラー、嫌で嫌でしょうがない人、ユキーナ ・サントスです。  納得のその理由を掘ってみましょう、相談してみませんか? カウンセリングやってます!

今日は、自分が嫌いな人、気になる人との対処法、これを考えていきたいと思います。

嫌な人、大嫌いな人、嫌悪感を感じる人はどうしてこの世に存在するのか?ズバリ、それは自分の課題をこの世に見せてくれているからです。自分が今一番気になっていること、自分の潜在意識が、望んでいることを見せてくれているからです。

 

私の例で説明しますね。

ある社長さんの話です。この方はご自身の社長就任30周年の記念パーティーを企画されているとおっしゃっていました。この時にもう30年以上もこの社長さんの秘書をされている女性の方にみんなの前で盛大にお礼をしたいとおっしゃっていました。この社長さんは、あと10年したら自分の地位を息子さんに譲って、フレンチレストラン数件のオーナーになりたいと考えていらっしゃいました。この秘書の方は学生時代にフランスに留学していたことがあり、ご主人はフレンチのシェフで、フレンチの業界にも人脈など豊富なネットワークのある方でした。この先、秘書の方にもこの仕事を手伝ってもらいたいから、このような場で盛大に感謝したいということでした。

私が、「私の知人がフレンチのシェフをされていて独立したいとおっしゃってましたから紹介しましょうか?」と言ったところ、この社長さんは、いや人を雇ってまでやる事は無い、自分の秘書の方がお願いしやすい、とおっしゃいました。

会場については、
私のフランス人の友人が日本の古民家家屋を改装してワインも楽しめるレストランをやっています、人気のお店で予約が取りづらいようですが、そこをご紹介しましょうか? その秘書の方もとても喜ぶと思いますが…」私はこのように聞いてみました。

いや、それは僕の懇意にしている〇〇レストランでやろうと思っている、だからそういった紹介は必要ない、このようにおっしゃいました。そこは、老舗ではありますが、お料理の味もサービスも普通で、あまり工夫がなく、食べログの中でも星の数が少ないお店でした。私がこの秘書の方だったら、この祝賀会に呼ばれたとしてもワクワクしなかったところかもしれません。

「会場には私が懇意にしているお客様が30名ほど来るから、その前で自分が花束を渡す。偉い人たちの前で褒めてもらうことで彼女のモチベーションになるはずだ」、とおっしゃっていました。

ここまできて私は、この会には呼ばれても出たくないなぁと思いました。それは次のような理由です。

1 お世話になった人への感謝と言いながら、実際の目的は感謝ではなく、自分の部下をこの先も、体良くこき使うためのごますりイベントにサクラとして招待していること。

2 この秘書の方がこれまで築いてきたネットワークや、この方のご主人の人脈まで、ただで使おうと思っていること

3 人前でお前にこれだけ感謝してやったんだから、お前も俺に尽くせ、とこの社長さんが相手をコントロールしようという意識が見えるこ

4 秘書の方にお礼を申し上げる会だと言いながら、場所も社長さんが都合よく使えるところであり、実際、秘書の方の思いや気持ちを全く汲んでいないところ

これにたまらない嫌悪感を感じたのです。秘書の方も、これまで30年間一緒に務めてこられたのですから、このような社長さんの人柄も充分理解されて、一緒に頑張ってこられたものと思います。けれども私がこの秘書の方だったら、これは耐えられないイベントだなと思いました。

さて、ここから私が学ぶことです。どうしてこの社長さんの行動にここまでの深い嫌悪感を感じるのか、これの方が私にとって大切なのです。私は、自分の欲望のために、人を自分の手足のように使う、感謝をしていると言いながら、相手をコントロールしようとする。ここにたまらない嫌悪感を感じているということです。

そしてそれが自分の潜在意識にもあるということです。自分の欲望や夢を満たすために、他の人をこき使う、自分がしたいと思ってるのにそれができないから、やっている人に腹が立つ。これではないかと思いました。

 

この事実を受け止めた上で、私がいつもいつも反省していきたいのはここです。謙虚にしておごらす、さらに努力を!世のため人のためと言いながら、その前には、必ず自分の知識欲を見出したり、自分にとってプラスになることが必ずあるのです。その自分のプラスを実現させてくれたのは、自分の力などではなく周りの人なのです。これをいつもいつも、心に刻んでいたいと思います。

たとえ周りの人が私のことを不誠実だと言おうとも、その言葉を謙虚に反省して、自分が実際に得たベネフィットを見つめて、いつも他の方々に感謝を忘れないでいたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。