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さて、今日はワインの話と花嫁さんのお話です。

あなたの履歴書の中で、ワインがご趣味だと書かれています。これはどんな背景ですか? 2005年の11月のことでした。私が面接を受けたヨーロッパの不動産銀行のロンドンのオフィスで、リスクマネジメントのヘッドのイギリス人からこう聞かれました。 ちなみにこのイギリス人は、その後私の直属の上司になりました。

私はこう答えました。「水の品質が悪くなったら、加水しないで作るアルコールの需要が高くなると思います。」

一瞬びっくりしてるようなイギリス人とドイツ人のアジア統括部長に、私はこう付け加えました。

「ワインはこの後、命の水になると思います」

あなたの見方はとてもユニークですね、と言って、この2人の紳士は笑いました。

フランスの都市部では水の品質が悪い、だからワインが発達した。これは広く知られていることです。フランスやイタリアにいると、空気が乾燥しているのがわかります。そして当然のことながら、水道の水は飲めません。本当においしいお水はミネラルウォーターですが、硬いお水、硬水なので風味がだいぶ違います。

食事と合わせて、何か飲み物が飲みたいと思った時、ワインはやはり適した飲み物なのです。

さて今回の「イタリアのファミリービジネス研修ツアー」で回るのは、30代続いているワインの一大企業です。こちらのフレスコバルディ社は中世から金融業を営んでいました。土地を担保にお金を貸すとお金が返せないときには土地が手に入ってきます。こうして領地がどんどん拡大しました。領地を拡大することによって、地方の特産物であるワイン製造業に特化していきます。地域の名士になり、ワインや食文化、アートや芸術も擁護するようになります。地域を発展させながら大きくなっていったファミリーです。このホームページを見てみてください。このワインのエチケッタ(ラベル)、見たことあるある!!と皆さん頷かれるのではないでしょうか?

https://www.frescobaldi.com

これとは対照的に、地元に根ざすワイナリーもご紹介します。実は私のお友達がやっているワイナリーなのです。親の代から本格的に始めたワインビジネスを、息子さんの代で、大きく商業化していきました。ヨーロッパだけではなく、中南米、これ以外の地域にも輸出しています。場所はフィレンツェの郊外、レオナルドダビンチを輩出したヴィンチ村の近くです。サンミニアートというトスカーナの田園風景が広がる村になります。HPにビデオがあります。こちらで素晴らしい風景が見れます。

コシモマリアマシー二・ワイナリー

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このワイナリーのオーナーは、自分たちが作るワインに家族の名前をつけています。お肉とよく合うボディの効いた赤ワインには、お母さんの名前「マリア」がつけられています。

ぶどうの風味を活かしながら、適度に樽をかけて風味を醸し出した、夏の白ワイン、これには当主の奥さんの名前、「アニク」が与えられました。

家族がお互いを思いやりながら、ワインビジネスを育てていこうという思いが感じられます。

 

この奥さんのアニクさんと当主のコシモさん、結婚式に招待されました。

6月のトスカーナはさわやかで美しく、とても幸せそうな花嫁になりました。

この2つのワインビジネス、違いはたくさんあるでしょうが、面白い共通点もいくつか探せると思います。ファミリーの中でマンマをとても大切にしているところ、自分たちの独自性、オリジナリティーを大切にしていること、センスや「美」、色々な意味での美しさを追求していること。

マシー二のワイナリーでゆっくりとディナーを取る予定にしています。ここでは、暮れていくトスカーナのきれいな夕日を眺めながら、ここのワインを思う存分堪能し、伝統的なトスカーナ料理を楽しみます!

ディナーとトスカーナの黄昏の様子はこちらにアップしています!

イタリアのトスカーナ・6月の結婚式の風景、トスカーナの田園をシェアしたく、10年前?の写真をアップします。あぁ、オットも私も若かった・・・This is to give you a flavor, how Tuscany June wedding looks like…almost 10 years ago, wow, time flies.

Yuko Tomizukaさんの投稿 2019年3月31日日曜日

うわぁ行きたい!!!と思った方、下記にご連絡ください。あと2名で最終締め切りです。

お申込みはこちらです!

http://fbaa.jp/italy2019.htm

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。