自分の格好がおしゃれかどうか気になる。誰かからダサイと言われていたらどうしよう、それってもしかして私のことでは?と思ったあなた、周りからどう見られるか、このブロックを手放しましょう。あなたのハートのファッションアドバイザー、 ユキーナ ・サントスです。

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今日は本当の美感、これについて考えてみたいと思います。

今、イタリアにいます。そしてイタリア人が最も得意なものについて考えています。

昔イタリアに住んでいた時も、これは本当にそうだなとしみじみと実感して思ったことです。

イタリア人が得意なもの、それはおしゃれとか美のセンスの良さでしょう。美感と言えるかもしれません。英語でいうとGood taste, excellent sense of mode, fashionとでもいいましょうか。

不動産投資の話をしに、イタリアの不動産鑑定士の事務所に行きました。昔ながらの長屋スタイルの住宅を事務所に改装しています。その改装のセンスも素晴らしいのですが、私がはっとするほど驚いたのは、オフィスの壁にかかっていた時計でした。

これですこれ。

時計の上に蝶々が飛んでいます。このようなデコレーションは私たちも考えつくかもしれません。

でも時計の1部分がカットされているのです。あたかも影絵のようにこの蝶々の1部分とぴったり重なっているのです。蝶々が時計から飛び出したようにみえます。

どうやったらこんなアイデアを思いつくのだろう、私はそう思いました。皆さんはいかがですか?

そして、こんな時計は他にはない。とってもおしゃれ、と思うのです。そしてたまらなく欲しくなります。文字盤もなくてシンプルな時計です。でもこんな時計なら、自分のオフィスに置いておいたら、すごくおしゃれになる。そう思うのです。来る人来る人に自慢したくなるような時計です。

こんなおしゃれなグッズが日常の至る所にあるのです。これがイタリアの凄さと言って良いのではないでしょうか?

ため息が出るようなおしゃれなもの、他の誰も持っていないようなもの、この2つの要素がイタリアの製品にはあると思います。

こういう美のセンスは、勉強したからといってできるものではないと思います。何かトレーニングしたからといって、こんなおしゃれなデザインが次々思いついてくる、そういうものではないと思うのです。

これはイタリア人のDNAにうめ込まれた大切なセンスなのでしょう。

ほとんどの日本人が、奥ゆかしさや優しさ、勤勉さを持つように、ほとんどのイタリア人もこの美しいものを生み出す美観を思っているのです。

ファッションや着るものにしても同じです。イタリアにいて、イタリア人と毎日接していると、おしゃれや美しさの感覚が身に付いてきます。彼らの真似をすることができるのです。けれども一度イタリアから離れると、どんどんセンスにこだわらなくなってきます。日に日に「ダサく」なっていきます。

環境の力とは、こんなにも重要なものなのですね。

 

時々はイタリアに来てイタリア人のセンスに触れて美しいものを愛でる心、これを養いたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。