英語の文法、本当に苦手、文法ってほんとに必要なのかな?英語の文法勉強に嫌気がさしたあなた、救われるような実用文法身に付きませんか?あなたのプラクティスコーディネーター、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、英語を話すためのポイントです。

昨日、ある会社の社長さんと、英語についてみっちり話をしました。その社長さんが、ユキーナさんのおっしゃること、本当にグサっと核心をついていて、いちいち腑に落ちます、と言っていました。お話ししたポイントいろいろありますが、中でもこれと言うものをお伝えします。

私は、本当の英語の力をつけるためには、文法力を強調しています。

文法力と言うと、日本の英語の文法の試験のように思う人がいるかもしれません。これはaなのかtheなのかを選ばせる、こういう類の問題では無いのです。

もっと英語の本質、骨格にあたる部分を言っています。事実、英語の文法とはストラクチャーといわれています。このストラクチャーが分からなければ、英語で会話をすることは不可能です。もちろん話してる人はたくさんいます。意味のない受け答えを表面的な英語表現を使って受け流すことができるでしょう。けれども意思疎通をする、自分の考えを伝える、自分の求めてる情報を取る、これをするにはストラクチャーを身に付けることが不可欠なのです。

私が、これをやったからストラクチャーが身に付いた、と思う勉強方法を、いつも私の生徒さんに伝えています。それはトーフルの文法の問題集です。日本人であるならばこれは満点を取らなければいけません。もう試験では出なくなってしまったので、過去問を買ってきてやるのが1番手っ取り早いです。実際の試験の時間よりも半分の時間で満点を10回ぐらい連続で取れるようになれば、英語の本当の基礎体力がついていると言えるでしょう。それなので、このトフルの問題集を、10回ぐらい連続で満点が取れるようになるまで、繰り返してくれ、そこまでやりこんでくれ、と私は声を大にして唱えています。

けれども、実際にここまでやってくれた人はいないのです。どうしてだろうと思います。そんな簡単なことが、どうしてできないのだろうと思います。日本人が1番得意な、「お勉強」ではないか?と私は思うのです。

そこで生徒さんと話をしてみて気づきました。文法の1番基礎になる知識がないのです。この知識がないので、文法書が言わんとしている内容を読み込むことができないのです。

文法の1番の基礎とは、動詞の分類です。文章の中でS主語を探し出すこと、これは皆さんトレーニングすればできるようになります。けれども動詞が意外に難しいのです。なぜならば動詞は5文型と密接に関連しているからです。英語が嫌いになる人、文法ができないといって嘆く人は、まずここがわかっていないのです。SVだけで完結する文章があります。ただこの場合のVは限られているわけです。どの動詞でも、SVの形になれるかと言ったらそうではありません。SVOで使われる動詞もあります。ですからこのタイプのVが出てきたらOを必ず探さなければいけません。なぜならばOがないとこの文は完結しないのです。同じように、SVOOとなる動詞、SV OCになる動詞、と分かれていきます。それぞれの動詞に着目して、OになるものCになるものを探していけばいいわけです。

これがわからないと、当然ながら時制もわかりません。関係代名詞もわかりません、現在分詞や過去分詞の使い方もわかりません。そうなると、話している言葉の内容の、7、8割はわからなくなるわけです。こういう状態で、仮に英語がきけたと思っても、それは単なる思い込みです。はっきり言って申し訳ないですが、大体聞けるようになったな、といって内容をチェックしてみると間違った理解をしています。

だから本当は、動詞の種類と時制、SVの位置に着目して、これが条件反射で難なく出てくるほど、体にたたきこまなければいけないのです。100本ノックのように、何がSで何がVなのか、瞬時に体が反応するようになるまで、自分の反射神経に叩き込まなければいけないのです。

これが本当の英語の基礎体力になります。皆さん、ほとんどこのような地道な筋トレをしません。そして、いきなり試合ができると思っているわけです。スポーツを考えたら無理に決まってるじゃないですか。英語について、また気づく内容を皆さんと共有したいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。