あぁ、プレゼンと聞くと、胃が痛くなる、何とかしてやり過ごせないか?そんなあなたに朗報です。プレゼンのコツ、誰も教えてくれなかったプレゼン成功術をあなたにこっそり伝える、魔法使い、、 ユキーナ ・サントスです。
人前で何か話すのは、とっても嫌な気持ちになる、そう思うとプレゼンの機会が増えるものです。ここで一気にトラウマを解消しませんか?
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今日は、相手の立場に立ったプレゼンテーションとはどういうものか、これは皆様と考えていきたいと思います。
私は数ヶ月前に、論文の内容を応募論文として、国際会議の実行委員会に送りました。
これまでの私であったら、もう論文の原稿は送ってあるのだから、その論文のワード原稿を、
ひたすらパワーポイントに移し替え、プレゼンを作り上げてそれで終わり、としていました。
そのプレゼンが相手にわかりやすいものであるかどうか、これを考えようとはしませんでした。
まず、プレゼンを聞く人が本当に求めていること、ここに意識を集中するようにしました。
プレゼンを聞く人は、各国から集まった不動産の専門家です。
しかし大部分は地元の、 メキシコの方です。
この会議の数日前に、私はメキシコシティにいました。
そして実際に、自分で街を歩いて観光し、今、人々はどのようなものを求めているのか?これを考えるようにしました。考えながら、街の風景を見て、 いろいろなところを細かく観察していったのです。
まず、メキシコシティは東京と並ぶ、人口密集都市だと言われます。
けれどもこのメキシコシティで、私は公共下水がきちんと管理されているとは思えませんでした。
日本の東京のど真ん中で、そんなことは考えられません。
ラテンの国やアジアの成長国では、今だこのようなことが平気であります。
最高級の超高層マンションのすぐ目の前に、浮浪者がいたり、 ボコボコの道路だったりすることは、よくあるのです。
都市計画とインフラ整備は、ある意味、国の力を表す指標と言えるでしょう。
とすると、この国は未だ、インフラ整備の段階にあるので、我々不動産の専門家の仕事も、おそらく公共の仕事が中心で、インフラの整備に関わるもの、これを中止に手が出てる専門家が多いはずです。
かつての高度成長時代の日本がそうでした。
インフラの整備が進むと、建築業界、不動産業界が潤い、彼らが内部でノウハウをためていきます。
そして民間の経済を潤し、そこから余剰資金が発生します。
こうした余剰資金をどこに持っていくかですが、新たな投資をしたり、貯蓄に回します。
投資をする部分の一部が、不動産に回るわけです。
このようなステージになると、不動産業界は投資に関する業務をすることが出てきます。
日本はこの投資の中で、直接的な不動産投資から、さらに間接的・高度な不動産投資を行っています。
ですので、このメキシコの社会とは未だ大きな隔たりがあるのです。
今の我々がやっている仕事とは、民間を中心とした投資のスキームのなかのできごとなのです。
どうやったら、会社や個人の投資家が、うまく不動産に投資できるのか、これを助けるための役割なのです。
だから、今我々が仕事でやっている内容を話しても、メキシコの専門家にとっては、何のことやらピンとこない、というのが実態ではないでしょうか。
けれども一方で、そうはいっても、日本のように高度に経済が発展している国で、専門家がどんな仕事をやっているのか、これは興味があるはずです。誰かが分かりやすく説明してくれたら、そうかなるほど、面白いな、 いい話を聞いたな、と思ってくれるかもしれません。
私はここを考えて、 自分のプレゼンの見せ方を考えました。
1 今私たちの業界でやっている、キャッシュフローを中心にした分析、これを盛り込む2 けれども数字はとことん簡単にし、一番単純でシンプルなモデルを見せる
3 日本の不動産市場の問題、これを示すが、文字ではなくて写真などビジュアルのイメージで、見てわかりやすくする。
4 ビフォー・アフターのように、 不動産にどんな変化が起こったのか、これをパッと見てわかるようにする。
5 このビフォー・アフターの変化を助けたのが、私たち不動産の専門家ですよ、というストーリーに持っていく
このような所を注意して、プレゼンの順番を変え、急いでさらにをたくさんの写真をかき集め、それをプレゼンの中に盛り込むようにしました。
その結果どういうことが起こったか?
写真やイラスト、グラフや表などをたくさん使っている私のプレゼンは、特に写真のところで、観客の皆さんが、スマホで私のプレゼン写真をパチパチとる、ということが起こりました。
私のプレゼンは、最初から最後までずっとスライドを熱心にとっていた方もいます。特に皆さんが注意して取っていたのは、写真のところと、とても簡単なキャッシュフローモデルのところでした。
やっぱり思った通りです。
ちょっと不思議に思ったのは、 プレゼンが全て終わって、質疑応答の場面になった時、私はスペイン語から英語への同時通訳を聴くために、ヘッドホンセットを頭にしました、その時に観客のほとんどの人が、スマホでパチパチと私の写真を取り始めたのです。
えぇ・・・ここ? 私としては複雑な心境でしたが、おそらく私のヘッドホンの装着の仕方が、他の人と違っていたのでしょうか?
何はなくとも、相手が本当に求めていることを、推し量って考えてみる。
これが今回は、ある程度をきちっとできたということだと思います。
明日もまた、本当に相手の立場に立ったプレゼン、 これを考えてみたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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