離婚、借金、ぐるぐる悩んでる・・・そんなあなたのお悩みスパイラルストップしましょう、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

お悩み、気軽に相談してみませんか? カウンセリングやってます!

昨日、弁護士に頼むにはどうしたらいいか?良い弁護士を探すにはどうしたらいいか?これについて書かせていただきました。

今日は昨日書けなかったことを書きますね。もう一つ大切な事は、相性です。 あるいは人間性、パーソナリティーと言いましょうか?このような部分だと思います。

よく人の表現をするときに、地頭(じあたま)がいい、という言い方をします。これは人の心の表現にも通じるもので、人間性や魂の良さ、とも言えるのかもしれません。

昨日のメルマガの、溝渕先生ですが、メルマガは2部構成になっています。最初は法律的なお話、後半は読書感想文です。この読書感想文でご自身が読まれた本の良いところ、ためになるところを皆さんに教えてくださっています。

私も、十分読書ができているか?

と言われると、「はい、できています」と言えないので、耳が痛いところではあります。

実際、働いてる人たちにとって、読書の時間を取る、本を読んでいく、という事は、うまく時間を見つけないと難しいのかもしれません。英語にしても何にしても、情報のインプットは大切です。

(もちろんこれも潜在意識の働きで、手に入れたい情報を手に入れ、手に入れたくない情報を避けるという事ですが。)

お忙しい弁護士の先生が、これほど頻繁にきちんと読書をされているというところに、

私はまず、すごいなぁと尊敬するわけです。

そしてその内容を皆さんに共有することで、読む方の役に立つかもしれない、

このような意図が見て取れるのです。

例えばこんな感想文を書かれています。

12/26のメルマガからです。
以下、メルマガからの転記

読書感想文/大平光代『だから、あなたも生きぬいて』(※)
(※)http://c.bme.jp/38/1305/178/1922

本書は、弁護士である大平光代さんが2000年に執筆した自伝です。
大ベストセラーになりました。
私が司法試験に合格したのは2004年11月、弁護士になったのは2006年10月なのですが、おそらく司法試験に合格する前か、弁護士になる前に一度本書を読んだ記憶があります。
弁護士会の会報で久しぶりに大平さんの記事を目にしたため、本書を買い直して読んでみました。

寝る前に本書を読み出したのですが、一気に3分の2ほど読んでしまい、翌朝の通勤時間にほぼ読み終えてしまいました。

大平さんの人生は壮絶です。
中学生のときに、転校した学校で突然いじめに遭い、親友と思っていた人物にも裏切られ、人生に絶望し、いじめをした人間達への復讐として割腹自殺を図ります。
その後、危険な状態を通りがかったカップルに助けられ、一命を取り留めます。

しかし、回復後に同じ学校に登校すると、またもやいじめに遭ってしまいます。
その結果、大平さんは非行に走ります。
暴走族達とつるむようになり、自分の母親に暴力を振るってお金を取るなど、生活も心も相当荒んでいたようです。
その後、16歳で暴力団組長の妻となり、自らの体に刺青を入れます。

優しいおばあちゃんが大好きな女の子だった大平さんが、いじめをきっかけに大変な状況になっていく過程が赤裸々に書かれています。
改めて本書を読んでみると、自分に娘ができたため、娘がいじめに遭ったり、辛い思いをしたときに、親としてどのように対応すべきなのかを考えさせられました。

大平さんのご両親が酷い人だったという訳ではないと思います。
大人になってから、大平さんはご両親との関係を回復しますが、荒れていたときにご両親にしたことをずっと後悔していたようです
他方、大平さんのご両親も、中学校時代にいじめに遭い荒れていく大平さんを助けてあげられなかったことにずっと責任を感じていたようです。

子どもが困難な自体に遭遇したとき、親としてこうすれば良い、といった答えはないのかもしれません。
ただ子どものことを大事に、真剣に考え、向き合っていくしかないように思います。

大平さんは、暴力団の組長と離婚した後、北新地のクラブで働いていたときに、恩師であり後に養父となる大平浩三郎と出会います。
浩三郎さんは、大平さんを立ち直らせようと、定期的に大平さんと会い、荒んだ生活から抜け出すよう根気強く説得します。
最初は反発する心があった大平さんも、浩三郎さんの優しさに触れて、徐々に心を開いていきます。

大平さんは、浩三郎さんの勧めもあり、自分に自信をつけるために資格を取ろうと考え、宅建の資格を取得します。
その後、司法書士試験に2回の受験で合格し、司法試験を受けるために通信制の大学に入学し、司法試験は無事1発で合格します。
こう書くと、大平さんが天才だったんだろうと考える人がいるかもしれませんが、本書を読んでみれば、大平さんが苦しみながら極限の努力を続けたことが分かります。
気持ちが立ち直ったり、ご両親を本当に許せるまでにも相当な時間がかったことも正直に書かれています(ご両親に対する思いは、後で紹介している『今日を生きる』にも書かれています)。

何でも根性で解決することはできません。
もっとも、目的があり、自分や他人のために努力を続けることは非常に尊いことだと思います。
中卒の状態から猛勉強を重ね、司法試験に合格した大平さんの努力に触れると、まだまだ自分の努力は甘いなと感じざるを得ません。

大平さんは、結局、自分がどのように考えるのか、自分がどう行動するのかが大事なのだと気づいていきます。
一人で気づいた訳ではなく、浩三郎さん達周りの方々のあたたかい支えの中で気づかされたのだと思います。

本書を読んだ後、大平さんの次の著書、『今日を生きる』(※)も読み終えました。
(※)
http://c.bme.jp/38/1305/179/1922

大平さんは現在、満ち足りた人生を歩んでおられるようです。
大平さんがたまたまラッキーだったという訳ではなく、様々な苦労はあるようですが、心持ちが充たされているように感じます。

最近、そもそも自分は何をしたいのか、これから何をすべきなのかという事柄にも思いを巡らせないと、充実した仕事を続けていけない気がしています。
単なるがむしゃらな努力には限界を感じており、努力を続けるためには、使命感や楽しさがないと難しいのではないかということです。

また、人生の意義・目的は、結果ではなく、姿勢や過程の中にあると感じるようになりました。
一方で、結果(訴訟ならば勝ち負け、個人事業主としては売上)から逃げてはいけないとも思っています。
自分がどのような姿勢で人生を歩み、何を求めていくのかまだ分かっていません。
来年は、自分の目指すところがもう少しクリアになれば良いなと思います。

 

メルマガからの転記ここまで

上記の読書感想文ですが、

娘さんがいるけれども離婚を考えている方、

あるいは娘さんとの関係に悩んでいる方、などは、

この溝渕先生なら娘を持つ自分の気持ちをわかってくれるのではないか?

とお考えになると思います。

そして、別のメルマガでは心理学の勉強されているというコラムもありました。

クライアントさんの気持ちを理解しよう、心に寄り添っていこう、という姿勢が見て取れて、

私は拝読して大変嬉しい気持ちになりました。

やはりその方が配信している文章や記事、インタビュー、などを見てみて、

あるいは実際にお会いしてみて、人物に触れてみると、いいかもしれません。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。