現場の苦労を理解しないで、上からものをいう上司にイライラしたら、お話ししてみませんか?あなたのパワハラアドバイザー、ユキーナ ・サントスです。
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今日は現場に対するものの見方を考えてみたいと思います。
れはズバリ、現場に対する姿勢だと思います。現場を宝の山として見るのか、それとも製造やサービスのプロセスのうちの1番下の部分とみるのか、それによって仕事のやり方が大きく変わってくると思います。

私の尊敬する、京セラの名誉会長の稲盛氏は、京セラフィロソフィーの中で、現場主義に徹するというタイトルでこのようなことを書かれています。

現場主義に徹する

営業の原点はお客様との接点にあります。何か問題が発生した時、まず何よりもその現場に立ち戻ることが必要です。現場を離れて机上でいくら理論や理屈をこね回してみても、決して問題解決にはなりません。よく現場は宝の山であると言われますが、現場には問題を解くための鍵となる生の情報が隠されています。問題解決の糸口はもとより、生産性や品質の向上、新規受注などにつながる思わぬヒントを見つけ出すことができるのです。

優秀な人間が陥りやすいのは、やり方さえ知っていれば簡単にできる、と錯覚してしまうことです。経験則を重視する、と言うことも私は言っていますが、これらの項目は私自身、会社で研究を行いながら痛感したことです。

アメリカのフェアチャイルド社で時給3ドルから5ドル程度の作業員と同じ仕事をしているのを見れば、その程度の仕事しかできないのか、それともただ遊んでいるのか、そのどちらかにしか見えません。英語も堪能ではないので、現場に出れば、英語もできないと従業員から軽蔑され、仕事をする上でも今後支障が出てきます。もし現場について知りたいのなら、我々に言ってくだされば現場のものを連れてきて説明させますから、あなたの部屋から出ないでいただきたい」その言葉に私は憤然としました。「何を言うのだ、私はこれまで現場を重視してやってきた。なんと言われようとも私は現場に出て行くぞ」このように言って工場長とよく喧嘩をしていたものです。

さらに、弁護士の中坊公平さんの言葉も引用しながらこのようにおっしゃっています。

中坊さんが「私はすべて現場から教わるのです。現場には必ず解決の鍵があります」とおっしゃったのを聞いて、職種は違えど同じなのだと改めて思いました。

リアリティーと言うことがキーワードではないかと思います。海外で全くビジネスをしたことがない方が、海外の不動産に投資したり、日本語を話さない外国人が合気道や華道などの日本の文化を教えたり、海外をほとんど知らない人がグローバル人材の仕事をしていたり、法庭に1度も行ったことない人が必ず勝てる有名弁護士と言われていたり、考えてみたら世の中のほとんどがリアリティーがないことのような気がします。

リアルに対する言葉をフェイクといいます。フェイクニュースなどでも知られるような嘘の情報という事です。それでは何がリアルで、何がフェイクなのか、私はずっと考えています。それはつまるところ、素直に謙虚に物事の本質を捉えようとする姿勢ではないかと思います。

 

リアリティーを持って、現場を観察すれば、現場は単なるルーティンではなくて、新しいビジネスのヒントに溢れているのだと思います。けれどもそれに気づかず、1番レベルの低い仕事として考えていると、いつまでたっても収益性は上がらないと思います。

京セラなど世界に冠たる日本の企業は、一つ一つの小さな現場をとても大切にしています。そして、このような現場主義の積み上げを末端の社員にまで行き届かせ行き届かせているのでるので、恐ろしい収益性をあげているのだと思います。

海外の企業が日本のビジネスの成功の秘訣を考えるとき、考えが及ばないのはおそらくこのようなことではないかと思います

まとめますと、現場をいかに見ていくのかこれがビジネス成功のカギであり、自分の人生の成功のカギでもあると思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。