こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、「儲ける」いう事について考えてみたいと思います。

私の尊敬する、京セラの名誉会長、稲盛氏がこのようにおっしゃっています。

「信者を作ることが儲けることなのです。「信じる」と「者」という2つの漢字を横に並べて書くと、儲けるという漢字になります。だから信者を作ると自然と儲かるのです。」

 

私は、この言葉を、2年ほど前に稲盛氏のビデオで拝聴しました。

その時に、雷で打たれたようなショックを受けました。そして、「そうだったのか!!」と 目の前が開けたような気持ちがしました。私のビジネスが儲けることができないのは、信者がいないからなのだ、と初めて納得できました。

それ以来、何をするにしても、稲盛氏のこの言葉がずっと意識の下にあります。
信者を作る、これをお客様と従業員、2つについて考えてみたいと思います。

つまり、

「お客様に弊社の信者になっていただくにはどうすれば良いのか?」

と言うことと、

「スタッフに私の信者になっていただくには、どうすればいいのか?」

と言うことです。

これを説明したいと思います。

【1】お客様を信者にする

まず、お客様に弊社の信者になっていただくにはどのようにすれば良いのか?これについて考えてみたいと思います。
大きく分けると、次の4つではないかと思います。

1  お客様が困った時に助ける
2 尊敬される
(とてもかなわないと思われるほど、努力を積み重ねる)
3 お客様の大切なものを大切にする
4 お客様からの言葉を素直に前向きに受け止める

 

適宜、稲盛氏から教えられた言葉を引用しながら説明していきます。

1 お客様が困った時に助ける

簡単なようですが、とても難しいと思います。
例えば今のコロナですと、このような状況だから、仕事が来なくて当たり前だ、と思ってしまいます。

けれども、環境がこれほど変化していますので、お客様のほうに、何か困っていることも出てくるのではないでしょうか?この相手のサイン気づくことが大切です。

そのために心がけたい事は次の2つです。お客様の困っていることに敏感に反応し、適切なサポートをする、そのためのポイントです。

1-1  いつも相手にプラスのエネルギーを出すように心がける。
言い換えると、「与える意識」と表現できるのではないでしょうか? 相手から感謝される、ねぎらいの言葉をもらう、このような事は気にせず、とにかく自分が相手にできることを考えて、淡々と与え続ける。こうすることで、ある時、思いがけず、お客様のお役に立てることができます。

1-2 さらに、お客様を助けるために必要な事は、自分のエゴ(利己心)を 捨てることだと思います。

「自分を認めてほしい」という思いを捨てることにもつながります。

これについて稲盛氏はこのようにおっしゃっています。
「心の外側に「良い自分」と「悪い自分」、すなわち、他に良かれという利己的な心と、自分だけ良ければいいという利己的な心の二つが同居しています。自分のことを利他的な心を持ち、良心的な人だと思っていたとしても、その心の暗闇には、卑しく欲張りで利己的な私が潜んでいる。良い自分も卑しい自分も同じ自分だから、離れようとしてもなかなか離れない」と稲盛氏はおっしゃっています。

自分のエゴを、取り去るにはどうすれば良いのでしょうか?
自分のエゴを自分で認めること。自己中心的で嫌な自分を取り出して眺め、自分に対する嫌悪感を表面に出してみること。自分を責める言葉、感情を書き出してみると効果的です。

これによって自分のエゴを自分で認識することができるようになります。利己的な心が潜在意識に深く落とし込まれるのを、避けることができます。

2 尊敬される

(とてもかなわないと思われるほど、努力を積み重ねる)
次に地道な努力を積み重ねるです。

稲盛氏はこのようにおっしゃっています。
「決して昨日と同じことを漫然と繰り返してはいけません。毎日の仕事の中で、「これでいいのか」ということを常に考え、同時に「なぜ」という疑問を持ち、昨日よりは今日、今日よりは明日と仕事に改善、改良を加え続けることが、やがて画期的な成長へとつながっていくのです。」

工夫や、進歩改善は、皆さんが心がけていると思います。
しかしこれを毎日継続することが大変なのです。SNSや、ブログなどの配信を見ていても思います。毎日毎日、この方はこうした配信を続けているのだなと思うと頭が下がるような思いになります。

「相手から、尊敬してもらおう」、などと思っては何もかもうまくいきません。
けれども、相手からの見返りを期待せずに、黙々とお客様のことを考えて、より良いものを発信する。毎日少しづつでも改良を加える。これが大切だと思います。

3 お客様の大切なものを大切にする

次に、「お客様の大切なものを大切にする」と言うことを説明します。

松山バレエ団の団長が、稲盛氏のもとで経営について学ばれていたそうです。

団長の清水さんは、「ほんの一握りのトップアーティストの才能だけで後の人が奴隷のごとく引きずられていく現実世界に矛盾を感じていた」といいます。

「みんなである境地を目指すにはどうすれば良いのだろうか」と悩んでいたそうです。その時に出会ったのが稲盛氏の著書だったといいます。

「『真善美』の最後に美がついている。芸術家の目指すものも、経営者が目指すものも同じで直結している」と思ったそうです。稲盛氏のご配慮で、鹿児島の親子を対象に松山バレエ団を招き、本物のバレエの公演を開催されました。
「・・・・稲盛氏は、離島の子供たちが、20数時間も船に揺られて、家に帰る間にプログラムをめくっている姿もちゃんと見ておられます。また家に帰って、ちゃぶ台を囲んで親子が語り合う、(このイメージも)つかんでいらっしゃいます。子供たちに本物を見せたいという稲盛氏の気持ちが伝わりました。」
バレリーナの森下さんがこのようにおっしゃっています。親にとっては子供、子供にとっては親を喜ばせることが、とても大切なことだと稲盛氏は理解されていたのだと思います。
自分自身ではなく、他のものも大切にする気持ち、これが必要です。そのためには、自分が大切にするものを意識することが大切です。自分以外に大切なものがある、これを認識すると、人生の目標もできてきます。人生の目的ができるようになれば、周りの人が大切にしているものが、自然とわかってくると思います。

お客様の大切なもの、家族・子供・親などを、自分もとても大切にする、これが信者を得るコツだと思います。

4お客様からの言葉を素直に前向きに受け止める

お客様を信者にする、最後のポイントの4つ目はこれです。
ここもとても大切だと思います。お客様からはいろいろお叱りを受けることや改良点を頂戴することもあります。

それに対して不平不満を抱かず、努力することが大切とお話しされています。
「学問も何もないけれども、人生の目的をはっきりと決めて、恵まれない境遇においても不平不満を抱かないで、明るく辛抱して努力をされる。まさに成功する人のパターンです。」と稲盛氏はおっしゃっています。

まとめると下記です。

1  お客様が困った時に助ける
2 尊敬される
(とてもかなわないと思われるほど、努力を積み重ねる)
3 お客様の大切なものを大切にする
4 お客様からの言葉を素直に前向きに受け止める

このうち、大切なのは、お客様の声を聴く

尊敬していただくほど頑張る、

これではないかと思います。

2番目の従業員に信者になってもらう、これは次回お話しします。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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