こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマで、稲盛氏が次のように経営の要諦をお話されています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

「 京セラでは不良資産を発生させることを厳しく戒めています。

必要な時に必要なだけ買い入れること、必要なものだけを作ることが原則です。

余分なものを買ったり、余分なものを作ったりすると不良在庫を発生させ

無駄な経費を使うことになります。

しかし万々一不良資産が発生した場合には、直ちにこれを処理することです。

一時的には損失を出すことになりますが、目先の数字にとらわれず勇気を持って

不良債権を処理しなければなりません。

これをせずに問題を先送りすると、さらに大きな損失につながります。

経営は常に健全な資産状態で行われる必要があるのです。」

これはとても大切なことです。

ここでポイントになるのは、次の3つだと思います。

1 いつも「もの」の価値を考える

2 「ある」に気づく

3  循環させる(断捨離)

 

ひとつづつ説明します。

1 いつも「もの」の価値を考える

「(セラミックの)良品在庫について」、よく考えてみると売れる見込みのないものでも

資産となってしまうと貸借対照表の資産の部に仕掛品とか商品在庫という形で

計上されることになり、結局は所得という扱いになって税金を取られてしまいます。

実際には石ころみたいなもので、将来売れるかどうかもわからないものなのに

税金を納めなければならない。またそういうものを資産としてあげておくのは

どう考えてみても不健全ではないかと思い始め、

そのうちに思い切って、いらないものは捨ててしまおうと決めました。」

弊社は、不動産の鑑定評価という仕事を、一つの柱にしています。

これはいつも、「もの」の価値を考えることです。

 

 所有者が、いくらであれば「売ってもいい」と思うのか、
 購入者がいくらであれば「買ってもいい」と思うのか、

 

その物を新しく作るとどのくらいかかるのか、そしてまた、

どれほどの投資価値があるのか?

鑑定評価とは、これを考えていく作業です。

そのためには、いつも身の回りにあるものの価値を考える習慣をつけなければいけません。

その価値を考えるときに、人が、本当に価値を見いだすものは何なのか?

これを常に考えることが大切になると思います。

こうして価値を考えていると、やがて人の「幸せ」について、思いが至ります。

価値を考えているうちに、自然と、人生の意味、人は何のために生きるのか、

何が人の幸福か?ここに考えが向かっていきます。

弊社のスタッフさんにも、私自身にも、いつもこれを考える姿勢をつけたいと思います。

2 「ある」に気づく

「京セラの場合、材料は必要な分だけしか仕入れないということが原則になっています。

昔の貧家というのはその日暮らしの生活をしていたものです。

ご主人が一日一生懸命に働いて日当をもらい、

その日に食べるお米を買いに行きます。貯蓄などありませんから一斗を

まとめて買うようなことはできず、お米は一升、味噌や醤油も同じように

量り売りで買います。その日の暮らしに使う分だけ少しずつ買う、

これが昔の貧家の典型的な暮らしでした。私は京セラにおいても、

あえて貧家の人がやっていたような当座買い

「今いる分だけを買う」ということを原則としてきました。」

人は、他の人にはあるのに、自分には「ない」ものに気づくと、あまりいい気持ちはしません。

あるいは「自分は与えられていない!」と感じることから、我々は不幸になります。

そして、自分に与えられていないものを、取りに行く、あるいは人から奪う、

という行動をとります。

この行動は、ときには、自分の能力を開発したり、新たに学びたいと思ったり、

自分を内面的にも、職業的にも高めることにつながります。いわゆるスキルアップです。

ですが、「〇〇がなかったらどうしよう」、「〇〇さえあれば」と不安に思ったり、

人をねたむ気持ちも出てきます。このような気持ちがあると、不要なものをため込みます。

本当は必要でないものに、「もったいないから」と心がとらわれてしまい、

捨てることができません。

そして、自分にないものに執着して、他から奪うようになります。

すべては人間の心が起こしていることです。そうならないためにも、

「自分はすでにたくさんのものを持っている」、

「自分には与えられている」、これに気づくことが大切です。

「足るを知る」といいますが、人から奪わなくても、

自分にはこのようなものがたり、感謝をして他の方に譲ったり、

既に自分が「持っているもの」から豊かさを感じることができると思います。

3  循環させる(断捨離)

「 しかし、ここで大切なことは、不良資産を落とすというのは

自分の都合によってするものではなく、利益がどうであれ、常に健全な資産だけを

残すようにするべきだ、ということです。 」

と稲盛氏はおっしゃいます。

自分に与えられているもの、十分に持っているものに気づくことができれば、

それを循環させることができます。

このように、もったいないからといって、それを取っておくと、

その物自体が「何かの役に立つ」

ということができません。ものが本来の使命を発揮できないことになります。

そうではなくて、形あるものも、

その形を変化させ、また何か別の形にして他の物の役に立て、

その使命を全うしていく、このような循環を作り出すことも大切だと思います。

まとめますと、会社の中にどのような資産を蓄えておくかはとても大切なことです。

それにあたっては、物の価値を見極め、今あるものに目を向け、

大きな循環を作っていく、こうしたことが大切だと思います。

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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