こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、稲盛氏が、西部劇映画の幌馬車隊のリーダーのあり方をもとに、リーダーの資質をお話ししています。

リーダーの資質とは、以下のことです。

1使命感を持つこと
2目標を明確に描き、実現すること
3新しいことに挑戦すること
4信頼と尊敬を集めること
5思いやりの心を持つこと

一つ一つ説明していきます。
「」内は、稲盛氏のメッセージです。

 

1使命感を持つこと

 

誰もが心から納得し、共有できるような目的を掲げることで、集団の全員が一致団結して「この素晴らしい理念をともに実現していこう」と、懸命に働くことができるのです。幌馬車隊隊長も、「豊かになりたい」という自分自身の願望だけでなく、自らが率いる集団のひとりひとりを無事に西部の新天地に送り届けることで、その幸福をなんとしても実現するという、強い「使命感」を持って隊を率いて行ったに違いありません。

→ 人の思い、思惑は必ず行動に現れます。逆に言うと、言葉となって現れたものではなくて、その方の行動を見れば、その方が心で何を想い描いているのかが分かるのです。例えば、経営者が「経費を最小限に」という反面で、自ら過剰と思われるような交際接待費を使うことがあります。これは、税金を払いたくない、という気持ちがあるので、必要以上に経費をかけようとしてしまうのです。

ですから稲盛氏は、ここでリーダーの強い意志を取り上げたのです。意思があれば、その意思が必ず行動に現れます。リーダーの意思が、あらゆる行動を通して、そして空気で、チームの仲間に伝わるのです。

 

2 目標を明確に描き、実現すること

エネルギーを転移する

「目指すべき目標が決まったら、その数字が意味するところはもちろん、目標達成をすることの意義や、そのためにはどうすれば良いのかという方法論についても、徹底して部下に伝えることが必要なのです。自らの事業に対する考え、事業達成に向けての思いを、情熱を込めて語り、職場の一人一人が盛り上がってくれるようになるまで、心を込めて話し続けなければなりません。この作業を私は「エネルギーを転移する」と表現しています。

いくらリーダーが高い目標を掲げたとしても、高く困難な目標であればあるほど、それを1人で成し遂げることはできません。リーダーが情熱を込めて、部下に事業の進め方について話し、自分と同じレベルにまで部下の意識を高めることができて初めて、全員の力を集させることができます。そしてどのような目標であろうとも、それを達成し、成功を手に入れることが可能となるのです。
もし、部下が仕事の指示を受け、「はい」と答えた程度ならば、成功へ至る可能性はおよそ3割位でしょう。もし部下が「全力を尽くします」と力強く言ってくれたとしても、5割位。さらに、もしリーダーが自分のエネルギーを部下に全て転移し、彼ら自身が「この事業は自分たちのものである」とまで考えるようになれば、その仕事は9割がた成功したと言っても良い。私はそう考えています。

京セラが、経営資源の全てが不足する中で、次々と新製品を開発し、多角化を図り、今日まで会社を発展させていくことができたのは、そのようにして、私のエネルギーを転化した多くのリーダーたちが、自ら情熱を燃やし、またその情熱をさらに職場全体のものとして、次々と高い目標を達成していってくれたからなのです。」

→ エネルギーとは、意識や気に似ていると思います。合気道では、相手と接点を持ったその時から、ずっと最後まで、気を抜いてはいけない、と教わります。相手と一体になる時、相手のエネルギーと自分のエネルギーを融合させ流していく、最後にそのエネルギーで大きな波を作る等気(エネルギー)を通すことが必要になります。このような気は合気道でお稽古をすることができます。

3-5 は次回のブログでお話します。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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