闘争心燃やしている人を見ると、しらけた気持ちになる。なんだか見てて腹立たしい、こんな気持ちになったら、その裏側を掘ってみると、意外な発見があるかもしれません。あなたの願望エクスプローラー、ユキーナ ・サントスです。
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今日は、闘争心について考えてみたいと思います。最近は草食系男子と言う言葉もあり、かつ月したり、ガリガリやって競争相手を気をとして行く、こんなアグレッシブさは時代を送るかもしれません。
闘争心については、私はこのように考えます。潜在意識が、目標を見つけたら、そのための競争ができる。さらに戦わない競争もできる。私はこう考えます。

私の尊敬する、京セラの名誉会長、稲盛氏は京セラフィロソフィーの中で、このようにおっしゃっています。

燃える闘魂

―経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要―
小さな企業であっても、経営者は従業員を守るため、すさまじいばかりの闘魂、闘志を持って企業間競争に臨まなければ、勝負になりません。そのような「絶対に負けるものか」という激しい思いが必要不可欠です。

柔弱でケンカをしたこともなく、闘魂のかけらも見受けられない人でも、経営者となった瞬間、従業員を守るために敢然と奮い立たなければ、信頼は得られません。

この箇所については、闘魂の仕組みと闘魂の使い方について、考えてみたいと思います。

闘魂とは、challenging spirits, survive under the harsh competition, などと英語で表現します。

挑戦すること、し烈な戦いに生き残る、という意味です。

まず闘魂の仕組みですが、これは潜在意識と深く関わっています。

潜在意識の中で、戦いたくない、と思っていると、どんなに戦う素振りをしていても、戦わないようになります。

よく、「うちの社長は、業績をあげようっていってるけど、ホントにそう思ってるのかな?」「言っていることとやっていることが逆だよね」という話を聞きます。これなどが良い例で、潜在意識が行動に現れるので、戦うことができなくなっているのです。結果として、ファイティングポーズをとるけれど、棄権する、試合放棄する、戦わなくていいいいわけを考えるわけです。

それは何故かというと、戦うことの意味、イメージを考えていけば分かります。

なぜ戦いたくないのか?
それは、負けるのが嫌だからです。負けるのが怖いからです。

「負ける」と何が起こるのでしょうか?

自分が、どう思ってどう感じるのでしょうか?

かっこ悪い、
部下から馬鹿にされる、恥ずかしい
信頼を失う
自信を失う、死にたくなる
生きていけない、
取り返しがつかない、多くの人を不幸にする、
大切なものをなくしてしまう、

このようなたくさんの不安が出てきます。そして、このようなリスクを取るくらいならば、戦わないほうがいい、となるわけです。

けれども、本当にそうでしょうか?
負けたら本当に、取り返しのつかないことになるのか?

周りのあらゆる人から馬鹿にされるのか?

あなたの息子さんや娘さんが、リレーの選手に選ばれたくて、一生懸命走る練習をしていたとします。けれども残念ながら選手に選ばれませんでした。あなたは子供さんを馬鹿にしますか?

子供さんでなくて、他の人でもどうですか? 一生懸命やってる人が、残念な結果に終わった、それを見てどう思うでしょうか?馬鹿にしたくなりますか? やめておけば良いのに、そんな努力をするからだ!と冷ややかに遠巻きに見ますか?

 

ここで大切なのは、一生懸命やる人に対してです。一生懸命やって負けた人には、応援の気持ちや、感動、共感が湧いてくるのではないですか?

だから一生懸命やること、誰にも負けない努力をする事が、大切になるのだと思います。

燃えるような闘魂を持つには、戦うこと、負けることへの不安を解消しておくことが大切です。

その上でチャレンジをしていくと、様々なことがクリアになってくると思います。

その鍵を握るのは、潜在意識です。負けたらどうしよう、不安を常に抱えていると、負けるイメージが潜在意識の中に落としこまれます。そして、その現実をひき起こしてしまうのです。

ですから、必ずこうなる、という強烈な願望を心に抱くことが大切です。

稲盛氏の場合、研究は成功するまで続けていました。失敗したら、成功するまでやりつづければいいではないか?という意識があったのだと思います。

ですから、このフィロソフィーの部分は、他の箇所と関連しています。

強烈な願望と抱くと、その願望が潜在意識に落とし込まれます。潜在意識に浸透した願望は、成功することしか見えなくなるので、やがては成功する、という事実となります。潜在意識はこれほど大切なのです。

次に、闘魂の使い方について考えてみたいと思います。何でもかんでも、やみくもに戦うのが良いのかどうかということです。

孫子の兵法では、戦って勝つのは「下の下の下」とされています。「戦わずして勝つ」これが兵法で上等だとされています。「戦わずして勝つ」、これはどのようなことでしょうか? これを今一度考える必要があると思われます。

そのためには、相手を読むことが大切になってきます。

京セラの稲盛名誉会長のおっしゃるように、企業というのはリーダーの器のようにしかなりません。それであるならば、まずその会社のリーダーの考え方が読めるようになるほど、その会社をリーダーを研究することが必要ではないでしょうか?

こうして、競争相手の内容がわかれば、その市場でほんとに戦うのか?それとも戦いを避けるのか?がわかってくるような気がします。

その上で、自社の強みをとことん研究していくと、戦いを避ける道が見えてくるのではないでしょうか?

私もここについてはまだまだ研究中ですので、これからも研究した結果を皆さんにお伝えしていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。