こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のタイトルで稲盛氏が次のようにお話されています。

「 京セラでは、信頼関係をベースとして経営が行なわれています。そこでは、経営理念をはじめ、

すべてのことがオープンになっており、何ら疑いをさしはさむ余地のないシステムが構築されています。

その一つの例として、(時間当たり採算制度)では全部門の経営成績が全社員に公開されています。

自分たちのアメーバ利益がいくらで、その内容はどうなのかが誰にでも容易に理解できるようになっています。

一方、私たち一人一人も同じように心をひらき、オープンに仕事をすることを求められています。

このように社内がガラス張りであることによって、私たちは全力で仕事に取り組むことができるのです。」

稲盛氏がおっしゃっている事は、究極的には、

「思っている事と行動を一致させる」ということだと思います。

口では「ガラス張りに」と言っておきながら、接待費をたくさん使っていたり、

公用車を私用で使っていたり、このようなことがあってはならないのだと思います。

言動の不一致があると、なぜいけないのか?それは次の理由からだと思います。

1 他力が得られない

2 信頼を築けない

上記について、少し具体的に説明します。

1 他力が得られない

言動が一致しないというのは、自分の中で意識の不一致が起こっているわけです。

Aという事柄が正しいと言っておきながら、その人の潜在意識は、

Aを実行してはいけないとAの重要性を否定しているわけです。

例えば稲盛氏はこのようにおっしゃっています。

「 えてして経営者には、交際費など本当は少しくらい自由になった方が経営もしやすい、

という思いがあります。しかし、そういう思いが少しでもあると、経営者としての迫力がなくなるのです。

つまり、従業員に対する後ろめたさというものが自分の心の中に少しでもあるために、

迫力がなくなります。経営には、リーダーが持つリーダーシップが非常に大事ですが、

そのためにはリーダー自身に『自分はいつも公明正大だ』と言えるだけの迫力が要ります。

『会社は、インチキなこと、不正なことはしていません。私も、決まった給料で生活しています』

と言い切れるところに迫力が生じるし、その公明正大さが 経営者自身を強め、

経営者としての勇気をわき立たせるのです。」

公明正大にと言っておきながら、交際費を隠したり、小さなことでも公私混同をしたりします。

それは、本音では、公明正大を正しいとは思っていない、ということです。自分に限って公私混同は許される、

と自分勝手な理屈をつけているのです。

これは意識のレベルで自分の中の思いが濁っているのです。自分の中に二つの意識があり、

それがお互いに他方を否定してしあっている状況です。一人の自分は公明正大に、と言っていますが、

もう一人の自分は、自分だけはその例外があっても当たり前だ、と思っています。

こうした意識の不一致は人間の心身に不調を起こす原因となります。

このようなことが起こると、直感力が悪くなります。「天とつながる」という境地に到達することができません。

リーダーの勘が鈍ると判断を誤り、悪いことが次々に起こっていきます。

一方、自分の言動が一致していると、心が晴れ晴れとしてきます。自分で自分に嘘をつく必要は無いのです。

心と体の本当のリラックスが得られます。こうなると、天とつながりやすくなります。

直感が冴えてインスピレーションがどんどん湧いてきます。ちょうどタイミングよく、

いろいろな偶然が重なってきます。運を引き寄せるとはこのような状況ではないかと思います。

ガラス張りで経営するとは、本当はこのような経営者の心の状況を指すのではないかと思います。

2 信頼を築けない

言動が一致しないと、まずお客様との信頼関係が築けません。本音と建前を使い分けているつもりでも、

建前の中に本音が見え隠れするので、本当の信頼関係は得られなくなります。

さらに、こうした不信はスタッフにもつながります。口ではこう言っているけれども、

この人は、また全く違うことをやるのだろうな、とスタッフから信じてもらえなくなるわけです。

さらに、こうした行動の奥にあるのは、自分自身を信じられないということです。

自分が自分を裏切ってばかりいるので、自分が言葉を発するとその先から、

「どうせこいつの言う事は信じられない」とダメ出しをするもう一人の自分が、自分の中にいるのです。

これは、一人の人間のレベルだけではなく、国家のレベルでも同じではないかと思います。

自分で自分の国をとことん信じられなくなる、こんな国民が大多数を占める国は、

遅かれ早かれ、やはり滅びていくのではないかと思います。

話がそれましたが、公明正大にガラス張りで経営するとは、これほど大切なことだと思います。

経営者が一番大切にしなければいけない事は、裏表がないこと、本音と建前がないことだと思います。

自分の心に十分意識をむけて、心の状況をいつもきれいに、クリアにしておくことが必要だと思いました。

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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