こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

為替も株の相場が急展開しています。そしてその中で、あー良い時に売っておけばよかった…と思われている方もたくさんいると思うのです。
では、うまく売り抜けた人はどんな人だったのか?これを今、つらつら考えています。
それはつまり運の良し悪しだと思います。ではどのようなきっかけで、売り抜けができるのか?どのようなことで運の良し悪しをひきつけるのか、これついて考えてみます。
運がいい人は、福を惜しんでいる。これだと思います。
どのようなことか説明しますね。
私が最初にこの「福を惜しむ」という言葉を目にしたのは、米長邦雄著「運を育てる」これを読んだ時でした。
Wikipediaの惜福にはこのように書かれています。

「幸福三説(こうふくさんせつ)は、明治の文豪、幸田露伴が自著『努力論』で主張したもので、「惜福」「分福」「植福」の三つからなる。

「惜福」とは、自らに与えられた福を、取り尽くし、使い尽くしてしまわずに、天に預けておく、ということ。その心掛けが、再度運にめぐり合う確率を高くする、と説かれる。露伴は「幸福に遇う人を観ると、多くは「惜福」の工夫のある人であって、然らざる否運の人を観ると、十の八、九までは少しも惜福の工夫のない人である。福を取り尽くしてしまわぬが惜福であり、また使い尽くしてしまわぬが惜福である。惜福の工夫を積んでいる人が、不思議にまた福に遇うものであり、惜福の工夫に欠けて居る人が不思議に福に遇わぬものであることは、面白い世間の現象である」と述べている。」

これを相場や投資物件の上下に当てはめてみます。
相場が上がり投資が過熱し、もうここまで値上がりしたのだからこれでいい、と思って自分の持っている投資物件を売却する人がいます。
2019年のうちに持っているものを売られた方は、この思いがあったことではないでしょうか?
私も、所有してるリートなどを売らせて頂きましたが、過去の不景気事を知っているので、この状況がとてもありがたいと思って、早々に売却させていただきました。
こちらに書きました不動産王のキングも2019年の前半までに、日本に持っていたすべての物件を当時の時価で売却されました。
不景気の1年前には、全てクリアにしたわけです。これはその時を逃すと後が売れないという意図よりも、その先を見ていたからではないか?と私は思います。この初期投資するものがあって、そこに向かってキャピタル(投資額)を注力するために、苦労なさったのではないかと私は思います。
これはまさに福を惜しむ行為です。
これに対して、2019年の間に売らなかった方達、こちらを見てみたいと思います。
まだこの先上がるかもしれない、これより下がった価格で売れない、自分たちが買った価格がもう十分高いのだから、これより高くならなければ、もとを取り返すことができない。
このような思いがあったら、もうここでいいと思って売却することができません。福を惜しむではなく、自分が取れる1番高いところまで、その頂点で売らなければ意味がないと思っている人たちです。
これが今、あからさまに表れているのかなと思います。

 

そうすると、投資や資産形成で1番大切な考え方が分かってきます。何のためにこれを買って、何のためにこれを売るのか?その意思や意図がとても大切だと思うのです。福を全部取りたいからではなく、ここまでで得た福を使って、次の事業に投入する、これまでの福をありがたく活かしていく、この姿勢があるかないかだと思います。

福を最大限にとっていこう、という姿勢があると、今回のように、売却時期を逸するのかなと思います。
とても大切なことを学ばせていただきました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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