あー、見栄を張って高いもの買ってしまった…後悔するあなた、買物上手に変身してみませんか? あなたの買い物マインド向上委員会、 ユキーナ ・サントスです。
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今日は、物の価値について考えたいと思います。
私は、こちらのイタリアのファミリービジネスツアーを企画しています。だんだん話も煮詰まってきて、訪問先の企業も決まってきました。私も、日々楽しくこの企画を運営させてもらってます。http://www.fbaa.jp/italy2019.htm
さて、なかなか行く機会がないイタリアなので、皆さんよりも一足先にイタリアに行って観光をしてみたい、というメンバーの方がいます。1日ガイドさんに同行してもらって、ミラノの街を観光するようです。
そこで難しいのは、「最後の晩餐」です。レオナルドダビンチの名画ですが、これは教会の中の1室に入ります。この絵画を見るのは完全予約制なのです。私が20年近く前に行ったときには、比較的楽にインターネットで予約が取れました。
けれども今は、予約を取るのがとても難しいのです。
おそらく、大手の旅行会社が買い占めてしまうのでしょう。そして高いツアーと一緒に合わせて売っているようなのです。イタリアや、ラテンの国、東欧も含めてですが、このような理不尽なモノポリー(企業独占)がたくさんあります。
皆が必要としているものを買い占めて、高い値段で売るのです。必需品ですから、人々は我慢しながら高いお金を出してそのモノやサービスを買っていくわけです。
イタリアが舞台となった有名なベニスの商人という物語があります。確か借金のカタに、自分の体の肉を切り裂いていけ、という内容だと思います。そこまでして、お金を取り立てることが必要なのか?お金に対する執着を題材にしているともいえます。
それでも、私は考えるのです。物の価値とは何かという事を。。。
レオナルドダビンチのこの最後の晩餐は修復に時間がかかりました。傷みが激しかったのです。これは皆さんが見たい名画です。これを肉眼で、直に見れる、という事の価値、どれくらいのお金を払えばいいのかという事ですね。
これが仮にもともとの、10ユーロ程度の値段だったら、見る人はそれほどありがたみを感じないと思います。たとえ予約したとしても、10ユーロだからどうせ・・・といって買い物に走ったり、グルメ三昧をして、この名画を見るのを忘れてしまうのではないでしょうか?
他の観光地と組み合わせるとは言え、1回50ユーロする、7000円ぐらい出さないと見れないということになれば、見る側も真剣に見るでしょう。高いお金を出してみるのだから、どんな絵なのだろう、修復にどれぐらい時間かかったのだろう、など前情報をチェックするかもしれません。
名画をたくさんの人にしっかり見てもらいたい、これが目的であれば、ボッタクリの料金は、その目的をきっちり達成してるのです。
そして、より多くの人がこの有名なへの価値を理解するようになったら、この超高い値段設定の方が、人々の幸せに貢献してるような気がするのです。
最近、ユダヤ人の投資行動について目にすることも多いです。彼らがギュウギュウとお金を取りながら、それでもお金に好かれて、お金がどんどん入ってくるのは、このような善行を積んでいるからではないかと思うのです。
一見逆説のように見えても、実は、ほんとうのところは、物の価値が分かる人がより多く世の中に輩出されます。
さらに高いお金を取るわけですから、教会が潤い、旅行会社が潤う、と地元にも貢献している、こんな利他の精神が隠れているのかもしれません。ハットとしたら、見過ごしてしまって、またイタリアだからこんな悪いことをやって…と思ってしまうような出来事でした。
けれども、エネルギーの交換から考えてみると、この超お高い料金は理にかなっているのです。これだけ高いお金を出したのだから、もっと良いものを見るべきだ、7000円に値しなかった、とレオナルドダビンチを野次る人は少数派なのでしょう。
そして、気持ちよくこの7000円を払う人が多いのではないでしょうか?そして世界的な名画を見れた、自分の心が満足した、格調高い作品がわかる自分、こういう嬉しい気持ちが見る人の中に広がっていくわけです。これがプラスエネルギーの循環になりますね。このようにプラスエネルギーの循環を起こしているという事では、「高い買い占め業」は世のため人のためになっているのです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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