田舎生活、憧れるけど私にはダメ、そう自分にダメ出しをするあなた、「ダメ」をやってみませんか?あなたのキャパシティクリエーター、 ユキーナ ・サントスです。

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これまで、古民家再生のプロジェクトについてお話をしています。

今日はその経済効果、地元や地域社会にどんな影響与えるのか?これを考えてみたいと思います。

まず私が取り上げた古民家ですが、先週訪れたのはもちろん2月で観光としてはオフシーズンでした。

けれども、ここの古民家以外に宿泊できる場所を探そうと思って島にある民宿に全て電話をしました。大きなところが二軒休んでいることもあり、やっと1室探すことができました。

沖縄は過去10年ぐらいでしょうか観光がずっと伸びており、日本人のみならずインバウンド客も十分見込めます。最近では小さな離島でも本当にアジアからの観光客をよく見かけます。こうしたところから考えると民宿の需要というのは我々が肌で感じるよりも大きなものがあるかもしれません。それに対して供給が足りないわけですから、ビジネスとしては十分に成り立つと思います。

使われていない古民家を改装して、民宿として貸し出すだけで、観光産業を後押しするような役割を果たすわけです。さらに雇用も生み出します。改装するのに地元の大工さんや工務店に仕事が落ちるでしょう。リネンサプライや掃除などもありますから地元の高齢者の方もそこで喜んで働いてくれることでしょう。また食事を供給する必要がありますので、地域の主婦にとっては良い収入源になるでしょう。

何よりも相続したはいいけれども全く使えない昔の家、これでは固定資産税を払うだけです。加えて維持管理費もかかってきます。これを、お金を生む財産に変えていくわけですから、地域の人もとても喜んでくれます。

市町村などの地方公共団体は観光客を呼び込もうと思っています。しかし、なかなか呼びこめないところに、古民家を改装した民宿がたくさんある、となると新しい観光の呼び物になります。観光客がその離島に来て宿泊して、遊んでお金を落としてくれれば、それはやがては税収の増加にもつながるわけです。そこで地方自治体にもメリットがあるのです。

今、その村の使っていない古民家をいくつか集めて、改装して、ある程度の規模にして民宿にするという計画もあるようです。さらに、沖縄は今、第二滑走路を建設中です。

2020年にはこちらの第二滑走路が使えるようになり、観光客のより一層の増加が見込めるわけです。

こうした流れを読みながら、そして既存の古民家というユニークな特徴を生かして、地域に貢献していこうという試みです。

地元を活性化させたい、古き良き物の価値をみんなに分かって欲しい、こうした純粋な思いがこの事業の根底にあると思います。純粋な思いをよりたくさんのエネルギーを乗せて循環させていく、これは素晴らしい事業だなと思いました。

私は期せずして、この事業のお手伝いを少しさせていただいてるわけですが、ブルーエコノミーと再生事業の経済性も合わせて考えることができました。こんな機会をいただいたことに、今改めて感謝しています。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。