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今回は古き良きものを生かしてつかう!そして新たな価値を吹き込む、というお話です。

先日、沖縄の離島で古民家を訪れました。

沖縄ではとても由緒正しい名家の持ち物だと聞きました。

昭和の最初ごろに建築され、その後、相続の話合いが時間がかかり、なかなか維持管理が行き届きませんでした。

今回当主になった方が、最終的にその本家の母屋を引き継ぐことになりました。

今回この古民家を再生して、民宿のように改装し、観光客に貸し出し、収益を得るという事業をされています。

私は昨年の10月メキシコに行きました。不動産の専門家が集まる国際会議があり、私はそれに参加をいたしました。この時にこの沖縄の離島での古民家再生事業のお話をしたのです。

古民家というのは住む人もいなくて手入れも行き届かず皆さんどうしていいか困っている事案がたくさんあると思います。これは日本に限らず世界でも同じことです。

このようなものを取り壊してしまうのは簡単です。お金はかかりますが取り壊して更地にして、新しいものを建てていく、というのも1つの案だと思います。しかし古民家自体に価値があり、現代の人がそこに住んで、そこで生活をしてとても落ち着いた気分になれることがあります。今の日本にはない伝統やレトロな感覚を味わう、これも古民家の良さだと思います。このような良さがあるので、壊してしまうのはもったいない、という考え方もあるわけです。

そうであるならば、一定の改装の費用はかかりますが、改装費をかけてこれを活かしていく、それも現代の流れではないでしょうか?

では一体改装費用にいくらかかって、そこからどのくらいの収益を上げることができるのか、改装費をかけて意味があるのか?これを事前によく考える必要があります。

私は不動産の評価ということをやっていますが、その中心はこうしたシミレーション、このような場合には不動産からいくらの儲けが出るのか計算することです。ですので事前にこの古民家でのシミュレーションをやらせていただいたわけです。

シミュレーションをするときにはいくつかのシナリオをおきます。とてもうまくいったとき、あるいは最悪の状況が起こった場合、そしておそらくこのぐらいは大丈夫であろうという中間的な前提条件です。このようにいくつかのパターンわけをして考えておくと、良くなったらこれだけの身入りがあるし、悪くなっても、今より悪い事はないというのが明らかになります。一つの判断材料になるわけです。このような判断材料があれば、こうした改装計画を進めていくのか先に延ばすのか、あるいはやめて取り壊してしまうのかという判断ができます。

今回の古民家改装は、当初の見積もりよりもかなり安く改装が進んでいます。離島ですのでものを運んだりするのにもお金がかかりますが、こちらの当主の方が相当工夫をされて、着々と良い形で改装ができています。こんなふうに古い家が改装されて、ゴミも出なくて、地域に貢献できるなら三方よし、ということになります。誰にとっても良い結果になるのです。こうしたことを私はメキシコの会議で話をしました。この会議の内容は、中南米の方を含め、他の国の方からも分かりやすかった、良い内容だった、と評価をいただきました。

なんと最優秀論文賞をもらったのです!

こうした古いものを使っていくという考え方、これも最近のトレンドではないかと思います。この内容を明日も少しお話をしたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。