あの馬鹿野郎、掃除もろくにしないで、いつも汚くしてやがって、掃除する人間の身にもなってみろ！！これってうちの職場のことじゃないか?と思ったあなた、あなたの会社の従業員、バシバシ変えていきましょう。バズーカスタッフトレーナー、ユキーナ ・サントスです。

従業員がいうことを聞いてくれない、これにいらっとしたら、相談してみませんか？

カウンセリングやってます！

今日は、なかなか言うことを聞いてくれない従業員とどう接していくかという話をします。非常識な部下の対処法です。

ズバリ、意識してプラスを出す、あるいは意識してマイナスを出してマイナスを受け取る、これです！

具体的な例で説明していきますね。

ある社長さんのお悩みです。部下が机の周りを片付けない、仕事場をきれいにしない、言うとその場は直すけれども、またすぐ汚くなる。社長みずから率先して掃除をしたら、彼らは反省するだろうと思って掃除をしたけれども、私が掃除したことを見向きもしない。本当に腹が立ち、クビにしようかと思うけれども、モラハラ、パワハラと言われかねない、人手も足りないし悶々としている。こんなお悩みです。

この社長さんとセッション行って、ご自身がどう思って、どう感じているのか、聞いてみました。

馬鹿にされているようで悔しい、
あの子たちの思いのままにされているようで悔しい、
自分の管理能力がないと言われているようで悲しい、むなしい

このような思いが返ってきました。

 

そこでこの社長さんに聞いていました。従業員の方も同じように考えていることがあるかと思うんですがいかがでしょうか?何か思い当たることありますか?

社長さんが答えました。確かに、掃除もきちんとできないのかとバカにしていたかもしれません。そうすると彼らが自分たちは馬鹿にされたと思うかもしれないですよね。
彼らがちゃんと働いてくれれば、利益が出るのにと思っていました。コントロールをしようとしていたのかもしれません。社長の意のままにされていると思ったかもしれませんね。自分ではそんなつもりはないのですが、確かにこの子にはこの仕事は無理だろうと思うことがありました。能力がないと言われているようで悲しい、その子はそう思ったかもしれませんね。

この社長さんが私に尋ねました。

でもユキーナさん、私は社長ですから、従業員に厳しいことも言わなければいけません。私が言ってる事は間違いでしょうか?

私はこのように答えました。間違いとか正しいとかではないのですよ。宇宙の法則では、プラスを出したらプラスが帰ってきて、マイナスを出したらマイナスが返ってくるのです。マイナスとは人から何かを奪う行為です。従業員の方が、モチベーションを奪われた、やる気を奪われた、自由を奪われた、信頼関係がなくなった、このように考えたら、社長さんのおっしゃった言葉や行動はマイナスの言葉や行動になります。

そのマイナスは、すべて社長さん自身に帰ってくると言うことです。ご自身も相手が感じたのと同じような思いと感情を感じることになります。

ご自身が、今回のように、とても腹が立つと思ったら、ご自身がどう思ってどう感じているのかに意識を向けてください。それは、自分が相手に与えた想いと感情だということです。マイナスを受けるだけですので、ご自身が正しいことをしたいと思ったら、それをなさっていいと思います。

社長さんが思う正しいことで、従業員の方が感じる感情が社長さんに返ってくるというだけです。

さてそれから2週間後、この社長さんともう一度セッションでお話をしてみました。

ユキーナさんに言われたこと、ちょっと考えて、実践してみました。従業員が、また掃除をしなかったので、自分が社長失格だと言われてるみたいで悲しいよ、これだけ言ってみました。そうしたら翌日、グループのリーダーが今まで掃除をさせてすみませんと言ってくれました。

正しいことをやらなければいけないと思っていたのですが、自分が正しいと思っていたことは、正しいことではなかったかもしれませんね。

この社長さん、従業員との関係性は、ほんの少し改善したとおっしゃっていました。

宇宙の法則には、実は例外はありません。自分がプラスを出せば、プラスが返ってくるのであり、マイナスを出せば、マイナスを受け取ることになる。これだけなのです。自分がマイナスの行動をやめてもいいです。あるいは、マイナスがくるなと思って、マイナスの行動を続けてもいいのです。

意識して行動するマイナス言動と無意識のうちにやってしまうマイナス言動は違うと思います。 またこの話はじっくりしたいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。