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今日は、赤字を出しても続けなければいけない企業、これを考えてみたいと思います。

それは、その事業の存在意義があり、その事業の責任者やオーナーが赤字を出すことを望んだ時に、何十年も赤字が続くという事実が起こるように思います。

 

先日、調べたある企業さんの話です。この会長さんの、昔のインタビューの記録がありました。

その会社はある部門で最初からずっと赤字をだしていました。黒字になるまで30年かかっています。それでもその会長さんは「最初から今まで、この部門をやめる、撤退するということは選択肢にありませんでした。やめることは考えたこともありません」とおっしゃっていたのです。私はこの言葉に引っかかりました。もしかしたらこの会社の経営者は何か赤字がでることにメリットがあり、それが潜在意識に落とし込まれていたのかな?と思いました。

そして色々とこの会社の歴史や状況、創業者の思いなどについて、調べてみました。30年間赤字を出していてもやめない理由、この理由を考えてみると次のようなことではないかと思います。

1、その会社の本業と深く関わっている。本業の製品を作るために、この赤字部門の製品の製造が必要であった。

2 赤字製品の製造は、その会社のポリシーに関わるものなので、作り続ける必要があった。例えばこの会社が、人々により安全なものを届ける、ということを企業理念に掲げていたら、品質は良いけれども高い、という商品は市場では受け入れられないとしても、作り続ける必要があります。

3 経営者、あるいは会社所有者の頭の中に、赤字を出さないといけない、赤字を出した方がメリットがある、というインプットがされていた。これは潜在意識からのアプローチです。潜在意識の中に、黒字を少しでも打ち消せるだけの赤字が欲しい、と思えば潜在意識に浸透しますので、無意識のうちに赤字を出すような行動をすることになります。

この会社の資料などをたくさん読み込んでみますと、おそらく30年赤字に耐えていたのは、やはり上の理由の1番と2番が強いのではないかと思いました。

そしてこの会社の会長さんと話をしてみますと、今のご自身のポジションについて、自分の存在意義を確かめたいというような意向があるようにも見受けられました。

ここまで自分たちが長年成功していられる理由は、自分たちの先祖にあるのであって、決して自分たちではない。けれども、自分たちは嫉妬される対象でもないし、恨みを抱かれる対象でもなく、また悪いことをしているわけではない、この思いについて何か確証を得たい、このように思ってらっしゃるのではないか? こうも考えました。

このような思いや意図が全て重なって、30年間赤字に耐えるという事実になったのだと思います。そして赤字を永遠に作ろうとも、やめるわけにはいかない、やめることは考えてもいけない、このような企業文化となったのではないかと思います。

合気道から見ると、これは1つの執着です。執着、こだわりから離れると自分が大きく自由になることができます。こだわらない、とらわれない、偏らない、これが潜在意識に浸透しますと、自分が大きく自由になれる、合気道ではこれを学びます。

こだわりを全て捨てすぎてもいけない、守るべき最低限のこだわりは、おそらく自然のことわり、法理法則なのだと思います。水が高いところから低いところに流れる、これが自然の法理法則なので、これには従ったほうがいい、これにこだわらなくなり自然と反対のことをやろうとすると、これまた大変なことが起こります。

この会社さんの良いところは、自然の品質にこだわっていたという事かもしれません。

安かろう悪かろうではなくて逆を行った、というところが、あるいはこの自然の法理法則とは合っていたのかもしれません。高くてもいいものを売ろう、このこだわりが赤字をつづけても企業自体が存続できた理由かもしれません。

ここも時間があれば、また別の機会に大いに考えてみたいところであります。今回のこの会社さんの資料を拝見する限りでは、私は赤字を出すことのメリット、このような学びのメッセージをいただきました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。