家業を継ぐ、この言葉にざわざわしたら、自分の心をの声を聴く時期かもしれません、あなたのソリューションプロバイダー、 ユキーナ ・サントスです。
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今日はファミリービジネスのグローバル化についてお話します。
まずはこれでしょう、海外に市場があるのか、これを本当にグローバルな視点で分析する、これだと思います。
昨日、ファミリービジネスアドバイザー協会の定期公演で「ちんりゅう小田原」の社長ニコラゼルゲル氏のお話をお伺いしました。
https://chinriu.co.jp/
この方はソニーのドイツ法人や、ドイツテレコムなど大きな会社の役員を経験し、日本人の奥様の実家である小田原の老舗の梅干し屋さんを事業承継されました。
とても学びが多い講座でした。私の学んだことをいくつか皆さんと共有したいと思います。
1 日本の製品について海外で市場があるのか?この市場調査については、お金をかけず、まずはブログやSNSなどで情報発信をしていたということです。世界中で日本語を習っている人たち、日本に興味を持っていると思われる人たちをターゲットにして、その意識を探って行ったというのです。そして十分な情報を得た上で、商品の販売に移っていかれました。
これは本当に、自分が今、学ばなければならない内容でした。私にたくさんのヒントくれました。私は今、日本人が世界に誇れるものをその情報を求めてる人に届けたいと思っています。その情報を心のそこから求めている人、これを探すのにニコラさんのやったアプローチはとても役に立つと思うのです。
familyまず最初はお金をかけず、自分の持っているものでやることが必要です。そしてたとえ会社のためにやっていたとしても、会社からお給料はいただきません。これをやっている限り、誰も私のやることに文句を言えないのです。とニコラさんはおっしゃいました→すごいなと思いました。外国人であれば、お給料をもらえないのに、誰がこんなことをするのか?と最初のモチベーションも何もわかないと思います。けれどもこれは私のの先入観、思い込みだと思いました。外国人であれば、周囲が理解しないのであれば、まずは誰にも文句を言われないで自分のリソースでやろう、このように考えるのはとても合理的です。その覚悟と行動力、他人と自分との線引きの仕方がすばらしいと思いました。
2 自分を信じてやっていた。1番と一部共通している内容ですが、自分の可能性を追求しているので、誰になんと言われようとも、今までやってくることができた。義理の父親(会長)ともずいぶん喧嘩をしたし、いろいろなことを言われた。周りの老舗の商店からも冷たい扱いを受けたこともある。悔しい思いもしました。けれども自分を信じてやってきたことが良かったと思っている。このようなお話をされていました。
3 グローバルの視点を持ちながらマーケットを考えること。統計資料から見た、日本の中小企業が海外進出ができない理由、これをお話ししてくれました。ノウハウがない、人材がいない、経験がない、などこのような理由が最初に来るのかと思ったら、意外にも、「興味がない」という回答が1番だったそうです。 私は、この答えには裏があるように思います。裏があると言うのは、統計資料の結果を操作していると言うことではありません。興味がない、と言っておけば、これ以上海外に出ないかと勧められることがないから、 だからあえて、「興味がない」とアンケートの対象になった中小企業の社長の方たちは言ったのだと思います。これだと思います。本当は日本の市場が減っていくこと、マーケットを外に求めなければいけないこと、これはよくわかっていると思います。けれども実際問題できないし、失敗するのが怖いわけです。その恐怖を先延ばしするために、1番良い理由が「興味がない」ということではないでしょうか?こう言っておけば、自分のプライドを保ちながら、嫌なところに触れずに済みます。
このような統計の数字を自分で分析しながら、外国人の視点で日本の製品の素晴らしさ、競争力を考えていったこと。これが功を奏したのだと思います。
これも中小企業のオーナーさん、社長さんのこだわり、執着だと思います。プライドや、思い込みや執着を全て捨てて、将来を見ていけば、自分が何をしなければいけないのか、これは分かってくるはずだと思います。
このようなとても大切なメッセージを、ニコラさんから教わりました。素晴らしい聴講の機会を与えていただいて、本当に有意義な時間の過ごし方ができたと思っています。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。