あー、実家を継げって言われたらどうしよう。。。とため息をついてブルーになるあなた、跡継ぎ問題クリアに解決しましょう、あなたのためのオプションクリエイター、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、社長業について考えてみたいと思います。

社長はそのままで、ずっとやめられない、とおっしゃる方がたくさんいるかと思います。けれども私が思うのはこれです。社長であろうと何であろうと、嫌であればやめることができる

 

これについて、具体例を挙げて説明したいと思います。

今日も、会社の社長さんがたくさん集まるミーティングに参加してきました。ここには、2代目3代目のファミリービジネスの社長さんの方もたくさんいらっしゃいました。まだ世代交代をしていないものの、自分が次期社長になるという方のプレゼンテーションをお伺いいたしました。ここで総括として、この会の取りまとめをしてらっしゃる方からこのようなコメントがありました。

ファミリービジネスにはいろいろあります。後継者が小さい時から次期後継者として育てられ、ビジネスの内容をよく理解するように配慮されたケース、そして本人もその気になってファミリービジネスに入っていったケースがあると思います。けれどもそうでない方もたくさんあります。後継者が何人かいる中で、ファミリービジネスに関わらなかった人もたくさんいるわけです。その中で大切な事は、社長をやっていくと決めたら、それなりの覚悟がいるということです。

そして、ファミリービジネスは一生涯やめることができません、自分が嫌になったからといって辞めるわけにはいきません。そして自分が死んだ後も、このビジネスは後継者に承継されるのです。

 

このようにおっしゃっていました。

そして、経営というのは一種の才能や能力で、DNAの中に埋め込まれているという話もされていました。経営者の子は経営者、最初からビジネスを見るような目線で周りの出来事を考えている、小さな時からその素質はあるものだ。このようなお話もされていました。

その通りだなと思います。けれども、ここで考える事は、辞める自由もある、ということではないでしょうか? 後継者がいなくなった途端に、お家取り潰し、一族郎党生きていけない、という時代ではないのだと思います。

私が見てきた事例をお伝えすると、必ずしも子供が後継者になる必要がない場合もあります。子供には子供の人生があり、本当にやりたいこともあるわけです。やらねばならないと思っていたけれども、手放してとても楽になった、ということもたくさん聞きます。

手放したからといって、全くそのビジネスから離れるわけではありません。オーナーとして残ると言うことももちろん考えられるのです。オーナーとして株式の大部分、マジョリティーを有し残りの部分を新たに経営を引き継ぐ人に買ってもらう、というのもあります。また株式の売却をしなくても、オーナーはオーナーとして残り、いわゆる雇われ社長に来て経営をやってもらう、ということも十分考えられるわけです。

そう考えると、やらなければいけないということが全くないのです。

イタリアのファミリービジネス研修ツアーで見てきた内容を話します。

オーナーは、取締役の一部に入りますが、経営にはあまり口出しをしません。それよりもオーナーの役割を考えているのです。オーナーとして、このビジネスだけで大丈夫か?このビジネスを仮に今売却したら、どのような選択肢があるのか?このビジネスを売却して、その売却したお金を別のビジネスのオーナーになることで転嫁するとしたらどのようなビジネスがいいのか?ベンチャーなのか、それとも既存のビジネスの株主になっていくのか?日本なのか、海外なのかこのようなことをたくさんオーナーの目線で研究しなければいけないのです。それと同時にファミリーメンバーの適正ライフスタイルなどをよくよく理解し研究していかないといけません。

 

オーナー業はオーナー業で、それは楽ではない仕事のように思います。だから皆さん早くに引退したくなる気持ちになるのではないでしょうか?

経営者というのは、経営に従事する方ですが、必ずしも一生涯それをやらなければいけないかというと、そうでは無いような気がするのです。そしてこれからの社会のあり方は、このようなオーナーの立ち位置がどんどん可能になっていく時代ではないかと思います。もちろんビジネスの希望もあるでしょうが、経営者という立場を退いて、 自分のやりたいことをやっていく、夢を追っていく、このような人生も歩めるのではないかと思います。自分がしっくりするようなお金の稼ぎ方、これを目指すことが可能になるのではないかと思います。

オーナーの役割について考えてみました。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。