あの上司には、血も涙もないのか!「あぁ無情」を歌いたくなったあなた、カラオケで一緒にうさを発散しましょう。あなたのための、ミュージカル、「レ・ミゼラブル」ダイレクター、 ユキーナ ・サントスです。

あの人には血も涙もない、と思った出来事お話ししていただけますか? 相談してみませんか?

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昨日は、奪ったものは奪われるという話をしました。今日は、えぇ、なんで?と思うディスカウントを求められたときの対処法です。

対処法はずばりコレです。
小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり

値引きに応じる事は、一見相手の顔を立てたることになります。また、相手を瞬間的に喜ばせたりすることにもなると思います。

けれども、それは相手に「奪うことを覚えさせる」ことであり、本当にいいことにはならないのです。このお客さんが必要な事は、次のようなことだと私は思っています。

1 どのようなサービスが必要か、自分でしっかり考えること
2 そのサービスの、品質と値段を見極める目を養うこと。資料をしっかり分析し、自分たちにとって最適なサービスを選べるようになること。
3 最適なサービスを選んだ上で、それでも収益が上がるように、会社の費用構造を変えていくこと。

これを、学んでもらうのが、本当の善だと私は思っています。ですのでここは、相手の言うことに涙をのんで応える必要はないと思っています。

もちろん、その前提として、自分が提供するサービスに自信と誇りがあることが大切だと思います。

私の提供してるサービスが、世界で1番だとはもちろん思っていません。けれども、この限られた市場の中で探すことができるものでは1番品質の高いサービスではないかと思ったのです。

ニューシネマパラダイスという映画を見たことがありますか?

もう30年近く前のイタリア映画になります。

映画監督を目指す青年トトが主人公です。

彼には心の底から愛する恋人がいました。

けれども彼女との仲を引き裂かれてしまいます。

彼女との関係を引き裂く、きっかけを作ったのは、彼の親友でした。

トトの親友、アルフレードが、わざと2人の仲を引き裂いたのです。

トトは恋人のエレナから裏切られたと思い、傷心の心で大都市ローマに行きます。

そこで、映画監督として大成功します。そして、何十年も経って故郷に戻り、恋人との仲を引き裂いたのは、アルフレートだったと発見するのです。

アルフレードがその時、2人の仲を応援したら、トトは大都市には行きませんでした。

田舎町にとどまりながら、映画監督になることを夢見て生活していたと思います。

安定性を求めて、良き夫であり、良き父親である、そんな人生を選んだと思います。

自分の可能性を最大限に生かして、成功することはありませんでした。
良い映画作品をたくさん残すこともありませんでした。

たくさんの人に感銘と夢を与えることもできませんでした。

どちらが良い人生だったのか、アルフレートには分かっていたのだと思います。アルフレードがやった事は、非情ともいえる事でした。けれども結果は大きな善、大善なのです。

値引き事件で私の心は決まっています。
一切の値引きを引き受けず、今後は価値で売ること以外はしない。物の価値を判断する仕事をしているわけですから、何が適切な価値なのか、いつも真剣に分析したいと思っています。

そして同時に、常に謙虚であること、反省を忘れないようにしたいと思います。

それは、この値引き事件があったから、本当に重要なことに気づくことができたのです。重要なこととは、次のようなことです。

自分の能力を「私のもの」としない。
自分の命を、本当に大切に使う。
過去と未来を通じて、感謝の気持ちを忘れない。

これを忘れないでいきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。