あいつだけはどうしても許せない!!あなたの正義感がフツフツと刺激されたら、あなたのメンタルブロックを緩めるチャンスです。あなたのジャスティスサポーター、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

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今日は正義感の考え方です。英語でいうとJustice, 正当化はJustifyという単語をつかいます。自分がまちがっていないと説明する、ときにもこのJustifyという単語を使います。

ずばり、私はこのように考えます。

絶対的な正義、絶対的な悪はない、あるのは人間の正義感だけだと思います。

このエピソードをお話します。

鹿児島では、大久保は不人気、西郷隆盛はヒーローとみられているようです。

そのお話です。稲盛氏と鹿児島出身のある経営者のお話です。

「・・・・稲盛氏から我々に

『いつまでも西郷、西郷ではなく、もう1人の大久保も少しは見習ったらどうか?』

との発言があった。勢いづいた私はさらに

『大久保利通を見習えとはどういうことですか?あんなに純粋に人々のために生きた西郷さんを死にまで追いやった男を見習えとは、自分は承服できません。確かに明治政府の行政機構は大久保が作ったかもしれませんが、功を成すために手段を選ばずの大久保の生き方は・・・』

と若さと無知に任せていいかけた私に・・

『ばか、まだわからないのか?お前みたいな者たちが西郷さんを破滅に引き込んだのだ。お前は桐野、いや人切り時代の中村半次郎と一緒だ』

とポカリと大きな拳固で殴られた・・・」とのことです。

 

私はこのように考えます。

大切な人や物を亡くした時、言葉では表現できないような悲しみや苦しみ、喪失感、絶望感があります。その耐えられない悲しみから逃れるために、憎しみの対象を探します。

〇〇のせいだからこうなった、

すべては〇〇が悪い、

〇〇を倒す、

〇〇をこれ以上許してはいけない、

このようにして生きていくエネルギーにしようとします。

西郷隆盛は、感性や感情、そして宇宙(天) に通ずる愛を持った人物だったと思います。一方、大久保利通は、理論と分析力、洞察力に富み、行動力があった方だと思います。では愛情がなかったかというと決してそうではないと思うのです。

ある詐欺事件を分析していて気がつきました。被害者と加害者の根っこは同じだという事です。詐欺師だと人から後ろ指をさされる人は、必ずと言っていいほど、自分が被害者だと思っています。

そして正義感が強く、名誉や功名に強い関心や欲求があり、実行力がある人に無意識のうちに近づいていきます。そして自分の味方になってもらうという目的を達成します。

一方、助けた正義の味方の方は、どうかというと、いつまでたっても期待していた功名心が満たされない、あるいは弱者と思ったら弱者ではなかったと認識すると、とてつもない怒りが湧いてきます。

この善良な俺を騙しやがって、となり自分が被害者になるわけです。

そして被害者である、かわいそうな自分を実現するために、正義感が強く、自分の味方になってくれて、行動力のある方を無意識のうちに探していきます。

あいつは卑怯だ、あいつは敵だ、と指差す側と、指さされる側は、その根っこは実は一緒である。だから騙した騙されたにかかずらわっているな、事実関係をしっかり見て自分の知見(持ち合わせ)で判断しなさい。会社経営もこれと一緒、自分が低いレベルにかかずらわっていたのでは、大局観は見えてこない。経営者として苦労したのなら、そのレベルまで行ったのか?おそらく稲盛氏は、このようにおっしゃりたかったのではないかと思います。

 

事実をしっかり見た上で、学ぶべきところは学び、教訓として捉える事は、自分の戒めとする。そして絶えず自分の魂を磨くよう心がけなさい。

このようなことをおっしゃりたかったのではないかと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。