問題はあの人自身が作っているんだけど、これは本人には言えないよなぁ…、こう考えてため息をつくあなた、あなたの心にしまい込んでいること、一切合切飲み込みましょう。あなたの心のバキュームクリーナー、ユキーナ ・サントスです。
我慢という言葉に、引っかかったら、相談してみませんか?
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今日は、嫌われる勇気、これについて話をしたいと思います。
嫌われると思うと、怖くて何もできなくなります。けれども、嫌われるだけ、マイナスの現象が自分に起こって終わり、こう思うことで嫌われる行動するをあえてすることができます。
これは多くのコンサルタントやアドバイザーの方にいえるのではないでしょうか?
コンサルタントやアドバイザー、外部の人間には物事を客観的に見ることができる、という利点があります。本当にこの会社の問題点であるし、これは大事なので、ここに気づかないことには、どうにもならない、このような欠点に外部のコンサルタントが気づいたとしましょう。そうわかっていたとしても、社長さんや代表者に言えないので、抱え込んで悶々とすることがあります。これを言って相手の機嫌を損ねたら、自分の職を失うと思うからです。ですので、いいにくいことの伝え方、ここを考えてみます。
例えば、売り上げが全然上がっていない、新規事業の補助金を受けて経済的なサポートも得ているのに、経費を多大に使ってしまう、そのため、補助金もあるのに、マイナスの結果になってしまいます。こんな会社とその社長さんの状況を考えてみましょう。
問題の本質は、この社長さんの心にあるのだと思います。どうせやってもできない、必ず失敗する、このような思いがあると、それがそのまま事実となって目の前に現れてきます。
この根本原因の伝え方ですが、次のようなパターンを考えてみました。
1 数字だけを淡々と述べてみる。
取引先は目標では3件開拓するとなっていますが、今現在はこのうち1件とお話をしているのですよね。他の2件の進捗状況をパーセンテージであらわして考えてみましょう。数値で把握すると見落としてるところが見えてくると思うので、一緒にやってみましょう。
これは、現実から目をそむけている社長さんには効果があるかもしれません。
次の対応策を見てみましょう。
2 こちらの感情だけを淡々と述べてみる。これは、仕事の関係に限らず、家族や友達の間でもとても効果のある方法です。相手を責めるような言い方をするのではなく、こちらの思いや感情だけを淡々と述べてみるのです。社長さん、私はとても悲しいのです。自分がこれだけ無力かと思うととても悲しいのです。〇〇社長から必要とされていないような気がしてたまらなく悲しくなってきます。一生懸命やってるつもりではいますが、数字を出せず、申し訳ない気持ちと、無力な自分の虚しさを思っています。このようなお話をしてみると、そうか、そんなに悲しい思いを自分がさせてしまったのか、ということで自分の会社の内容をちょっと客観的に見てみようという気持ちになるかもしれません。
次は、効果がありますが、アドバイスを伝える側の覚悟が必要な方法です。
3 思い切って真実を伝える。社長さん、一つ一つの潜在的相手方について、何が駄目だったのか徹底的に洗い出してみましょう。そして同時に、経費についても徹底的に見直してみましょう。節約できるところがないか、この顧客に対してありとあらゆることをやったのか、真剣に考えてみたいと思います。
このようなことを言うと、社長さんとしては、自分が潜在意識の中で一番避けていることを言われるわけです。ここだけが触れてほしくないというところをこの自分の目の前にいるコンサルタントが触れるわけです。そうすると甚だ不快な気持ちになります。自分が責められてるようで嫌だ、自分が責められてるようで罪悪感を感じる。馬鹿にされてるようで腹が立ち、むかつく、言い方があるのにその言い方に気をつけないで自分を怒らせるとは何事か?顧客は誰かを思い知らせてやる!このようにこの社長さんが思うかもしれません。そうするとコンサルタントやカウンセラーの方には、マイナスが返ってきます。マイナスが返ってくると言うのは、この社長さんが思ったのと同じようなことを、自分に思わせる、感じさせる、そんな出来事が起こるということです。
ただこれも、そのような出来事が自分に起こるのだと覚悟して受け入れれば、それだけのことなんだと思います。それだけの事とは、相手から生意気だと思えることを言われる、お金を払ってるのはこっちなのに、私のことを馬鹿にしやがって、と思うようなことを言われる、責められてるようで腹が立つ、このようなマイナスが自分に起こるということです。
ただそれを理解していれば、その出来事が起こって終わりだと思うのです。その先自分の命を狙われることも、自分の将来を奪われることも基本的にはないのだと思います。
他の人からマイナスを受けることになっても、この社長さんに本当のことを言う、真実を告げる、これには意味があります。こうすることで社長さんが今まで逃げている事と向き合うことができます。そして社長さんの潜在意識に落とし込まれているような思い込みや考えが顕在意識に少しずつ昇ってくるのです。ですから、何か自分が発する言葉、自分が行動することに自発的に意識を向ける動機付けができると思うのです。このようなことをしていくと、将来的には遅かれ早かれ、社長さんもこの事実には気づいていくようになると思います。
ここには、自分が嫌われる勇気、これが必要になります。長い目で見れば、この人のためには、この事実を告げてあげたほうがいい、そう思って言うことができれば、それが嫌われる勇気に変わるのではないかと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。