就職活動、しようかやめようか、どうか迷ったら、心の声を聞いてみませんか?あなたの心のダイレクトスピーカー、ユキーナ ・サントスです。

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ここ何日間か人生の目的についてお話ししています。そして今日もこの人生の目的に関わるお話をしたいと思います。最近よくお話を聞くのは、大学を出たけれども就職をしないで自分で何か事業をしていく、このようなお話を聞きます。とても良いお話です。これはこれからの社会のトレンドではないかと思います。今日はその背景を探ってみたいと思います。

個人的にはこのように思います。サラリーマンとして働くか自分でビジネスをするか、それは実はあまり重要ではなくて、毎日をどう生きるかの方が問題だということです。

つまり、会社に勤めるにしても、自分で事業をやっていくにしても、毎日を一生懸命に生きる、これに勝る選択方法はないと思います。言い換えれば、1日1日を真剣に生きていれば、どの方向を選んでも間違いはないということです。

昨日、京都のエアビーアンドビーにとまりました。そしてそこの奥さんと話をしました。こちらの奥様から伺ったお話が、とても印象的だったので皆さんと共有したいと思います。

この方は大学を出た後、就職をしないでご主人と結婚し、町屋を改装したエアビーアンドビーをやられているます。

大学を出たときに、就職しようかそれとも自分で独立して何かやっていこうか、いろいろ考えるうちに、就職するという選択肢はなくなった、とおっしゃっていました。理由はいろいろあると言うことでその内容をネホリーナ、ハホリーナになって聞いてみました。

1、世の中にはホワイト企業は本当に少なく、優秀な同級生とホワイト企業へのポジションを争うようになること。ここで既にかなり厳しい競争になること

2 、自分の実家で養ってもらうことができること、そこで自分が好きなこと、仕事としてやっていけると思うこと、これをじっくりやって行っても大丈夫だと思えたこと。

3 人生にはいろいろリスクがあるが、こうして毎日エアビーのレセプションに座っていても、今ここでトラックが来たら自分が真っ先に死んでしまうし、地震があるかもわからない、こんな将来の不安について考えて暮らすよりも、その日1日1日を、やりたいことをやって過ごす方がはるかに健全だと思ったこと。

このようなお話をされました。この奥様は35歳位の女性だと思いますが、自分と世代が違う方のお話を聞いて、とても新鮮に思いました。この世代の方たちは、小さい時を不景気の中で生きてこられた方達です。いわゆる失われた20年と言うものです。両親が心配、不安、将来の懸念事項、こうしたものを朝から晩まで発信していたのかもしれません。こうした不安の空気を肌で感じながら育っています。

ここから思った事は、人間は追い詰められると、真理を理解する、ということです。どん底まで行けば、真理に行き着く、到達するということです。今の世の中、毎日の生活の不安、将来の不安が耐えません。けれどもこうした感性的な悩みをせず、毎日毎日できることを精一杯やっていけば明日は必ず見えてくる、私はそのように思います。

これは私の尊敬する京セラの稲盛会長も、また合気道の山口先生もどちらも同じようにおっしゃってることです。今しかない。今を大切に生きること以外に人間がやる事は、できる事は無いのだなと思います。

親はどれほど心配してみても、心配や不安が極まっていくと、人間は真理に行き着く、これを見たような気がしました。

そして私は今も、そのように生きています。

3年後には何をしている、5年後には何をしている、10年、20年先の自分のあり方を考えてそこから計画性を立てて行動していく。これは大切だとおっしゃる方もいらっしゃいます。

長期計画を立てるということが全く大事でないとはいいません。けれども毎日毎日を、今日が最後の日かもしれないと思って一生懸命過ごす方が人生の目的に近づいていくのではないかと思うのです。人生の目的は人それぞれ違うと思いますが、このようなスタンスで生きていけば、失望のうちに人生を終わるという事は無いように思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。