まったくうちの子供は、全然勉強しないんだから…それって家の事、あるある…と思ったあなた、子育ての不満、思い切って吐き出してみませんか?あなたのための子育てレスキュー隊、ユキーナ ・サントスです。

子供が言うことをきかなくて本当に嫌になったら、相談してみませんか? カウンセリングやってます!

私は子供がいないので、あまり偉そうなことは言えませんが、最近ふと、子供の能力を引き上げると言うことで気づいたことがありましたので皆さんと共有したいと思います。

それは、どんな些細な事でも、子供は鋭い目を持って観察していると言うことです。

 

例えば私の子供の時エピソードご紹介します。これは笑い話ですが、今から思うと笑い話ではなかったという例です。

小学校1年生か2年生の時でしょうか?尿検査がありました。先生が尿検査のやり方を書いたプリントと尿検査用のキットを子供達に配りました。

その時にクラスの中のYくんいうう男の子が先生にこう尋ねました

「先生、この容器の中に入れるのは、黄色いおしっこ?それとも白いおしっこ?」
先生は、今にして思うと20代後半から30代前半位の女性の先生でした。このY君の質問に一瞬ちょっといらっとしたような口調で、「どっちでもいいでしょう、朝1番のおしっこを取りなさい!」
と言いました。

このやりとりに教室は爆笑でした。

 

今になって考えると、このY君の質問はとても鋭かったなと思います。そしてY君の観察眼や質問力はとても素晴らしかったと思うのです

素晴らしいなと思うところを箇条書きに書いてみます

1 毎日のルーティーンの中でも、観察眼を持っていたこと。出てくるおしっこに色の違いを認識していたこと
あるいはこのY君は、いつもおしっこに興味を持って観察していて、朝早い時は黄色が濃い、あるいは前の日に〇〇を食べると翌日はおしっこが黄色くなる、白くなる、ということを普段から注意を持って見ていたのだと思います。

これは人がものを学んでいくときにとても重要な姿勢になります。同じ人間なのにどうして出てくるものが違うのだろう?素朴な疑問を持っていた、人間のアウトプットの違いに気づいていた、ということがすごいのです。小学1年生にしてこのような観察眼を既に持っていたという事は、科学者や、研究者になるような素質があるように思います。

2 検査の目的を理解していたことを
→ 腎臓や内臓の不調をチェックする検査なので、どちらがより適しているのだろうか、という観点からこの質問していたこと。

このようにかくと、子供だからそんなに難しい事は考えていない、とおっしゃるかもしれません。けれども彼はわざわざ手を挙げて先生に質問しているわけです。自分の理解の中ではおしっこには2種類があるが、どちらを提出すれば良いのだろうか?このような疑問です。それは検体を提出するということの本質をなんとなく感じて理解しているので、このような質問が出てきたのだと思います。そこに目を向けると、この子はすごいな!と今から思うのです。

3 変わり者扱されることを恐れなかった。
このY君は、人からどう思われようとも、自分の生き方を貫く、自分がいいと思ったことを言い、疑問に思ったことを聞こう、このような心構えができていたのです。当時の小学生はこうでした。今の小学生もそうかもしれませんが、人の話を聞いてみると大人の顔色を伺ったりする子供の話もあります。私が小学生だった時代は、変なやつ、変わり者と言われようとも、自分が自分であり続けるという愛すべき変わり者が多かったのです

さて、ちょっと視点を変えて、自分が先生ならどのようにこの子に接していたのかな?と思います。

まず、子供が変化に気づいている事は褒めてあげていいと思います。そしてその変化に気づきながら、この検査の意味などを合わせて教えてあげるとこのY君の能力を伸ばすのにも役だったかもしれません。そしてそれを聞いて周りの生徒も良い影響を受けて、人間の体、人体の仕組みに興味を持って進んでいってくれたかもしれません。

例えばですが、
「おしっこの色に違いがあることによく気がついたね。おしっこは腎臓っていう臓器で作られるんだよ。同じものを食べても臓器がうまく動いていないと、出てくるおしっこの色に違いが出てくる場合があるよ、これを調べようとしているんだね。よく気がついたね、興味があったらもっと調べてみたら楽しいんじゃないかな。

私だったら、こんな風に生徒に言うかもしれません。

たかが「おしっこ」ですが、子供は大人が考える以上に鋭い視線や発想を持っていて、自分で研究勉強していくことを実は知っているのではないか?と思います。この話はまた機会があったら皆さんと続けていきたいと思います

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。