これはちょっと我慢できないでしょ、なんでみんな耐えられるの?そんな瞬間が出てきたら、あなたの我慢を止めてみませんか?あなたのブロックオープナー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

我慢できない、こんな思いが出てきたら、相談してみませんか? カウンセリングやってます!

今日は、私にとって我慢できないこと、これを考えてみたいと思います。

それは、不動産が泣いていることです。泣いているというのは、その立地のポテンシャルPotential (潜在価値)を十分に発揮できないで、あたかも不動産の泣き声が聞こえるような気がする、そういう意味です。

 

いつも頭のどこかで気にしてしまうこと、これを今日は話をしようと思います。

それは、変な使い方をされている不動産を見ることです。

それは私が、プロとして30年以上不動産を見ているからだと思います。外国に行っても同じです。えー、この立地にどうしてこんなものを作ってしまったんだろう…?という不動産に出会うと、その場にしゃがみ込みたくなります。

例えば、私は沖縄に住んでいますが、ビーチ沿いは、私のウォーキングコースです。

そのビーチが見える、とても良い立地にホテルが建設されているのは知っていました。

それが完成してみてびっくりです。
琉球の赤瓦を配した屋根、
そこいらの居酒屋と変わらないような外装、そしてやっぱり、
民謡を歌って聞かせるような観光客向けの大衆居酒屋 (あー 書いていてダサさがにじみ出てくる、新築なのにすでに終わってる感がある。。。)
これが1階に入っていホテルなのです。

入り口を見てみても、どこが入り口なのかよくわからず、ホテルのエントランスとして、格調高い装いも何もありません。

すべてオーシャンビューの部屋が取れるのに、これまたシャビィshabby (みすぼらしい)な、バルコニーと情けなくなるような窓です。

プライベート感も高級感も何もあったもんじゃありません。新築なのに絶対に泊まりたくはない、そう思ってしまいました。

このホテルを目にした途端、その場に座り込み、「あ“〜〜〜!!!」

と私は絶叫してしまいました。

この立地であるならば、どうして外資系のおしゃれなホテルにしないのだろう、と思ってしまうのです。興ざめも興ざめ、甚だしいなと思ってしまうのです。

以前、オランダ人の上司と物件の話を四六時中しました。話をしていた時に、いけてない建物のことを、ugly アグリー 醜い building と言っていました。

例えば、ドイツの主要都市の空港ビルです。氷の上のスポーツ、カーリングのボールのようなものが、線路の上に乗っている、そんなイメージでした。

これなども私の上司曰く、いけてない(アグリー)ビルディングの1つでしょう。

私としては、そこまでひどくは無いのではないのかな?と思いました。これも特殊なデザインの1つだし、良いのかな…とも思います。

ただ、ガッチャマン世代の私としては、この建物は、ベルクカッツェの要塞に違いない!! と思ってしまうのです。そんな要塞風の雰囲気を醸し出しているのです。

さて、そうしてみると、いけている建物の条件は何でしょうか?

それは、そこに集う人々が生き生きとしていて、楽しそうに時間を過ごしていること。
その空間が与えるパワーを最大限に発揮していること。
その土地のポテンシャルが十二分にいかせていること。

少なくともこの先3から5年ぐらいは、この賑わいが続くだろうと思われること。

 

こういう要素が揃う時、とても良い建物が生まれます。

そして、その建物は言うまでもなく、エネルギーがとても乗っているので、パフォーマンスが良い(収益がとてもよくあがる) 不動産となるのです。

この不動産が、良い建物なのかどうかわからない、そんなときにはご相談ください!ytomizuka@abrilsjp.com

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。