この上司は・・・!この部下は・・・!どうしてこんなに頻繁に切れるのか?その答えをたちどころに、クリアにお伝えいたします。あなたのストレスクリーナー、 ユキーナ ・サントスです。

いつも怒っていて切れてばかりいる人、どうしたらいいの?お悩みを話すだけでも違ってきます、相談してみませんか?

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あなたの周りにいるキレやすい人、どうしてこの人はこうなんだろう、その答えがハリウッドの名作にあります。

切れることの裏返しは、失うことへの恐怖なのです。私の昔のブログで、夫が私に激怒したことを書いています。

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ハリウッドの名作はさすがだなと思うのは、よく見てみればみるほど、この「怒りと恐怖の仕組み」がわかるからです。

去年の12月からはまっている、映画「ゴッドファーザー」について、年末年始に時間を取ったので、メルマガやブログではあまり書けなかった内容を書いてみたいと思います

ゴッドファーザーで、1番最初に深く考えさせられたのは、リーダーシップです。

ゴッドファーザーの1では、アル・パチーノ扮するマイケルが、コルレオーネファミリーと対立する、タタッリアファミリーのソロッツォを銃でうち殺します。

ちなみに、制作会社はマイケルの役を、アル・パチーノではなく、当時の映画業界で二枚目俳優として売っている、別の俳優を考えていました。ロバート・レッドフォードなどが候補にあがっていたといいます。イタリア人だけれども、金髪で、長身でハンサム、これが原作の中のマイケルのイメージだったようです。

ですので、映画の制作会社は、アル・パチーノのキャスティングに反対していました。けれども監督のフランシス・コポラはアル・パチーノの起用以外考えていなかったといいます。

特典ビデオの中で、アル・パチーノ自身が言っています、自分はほとんど撮影に呼ばれる事はなかった、自分が嫌われていたのはわかっていた、けれどもこのソロッツォの殺害シーンから変わっていた・・・と

当時のマイケルの胸の中にあったのは、自分の父親を守るということでした。ニューヨークのイタリア人街の中で、オレンジを買っていた父親、ヴィト・コルレオーネは奇襲されます。ボディーガードとしてついていたのは、息子のフレットでした。けれどもフレットは、銃もうまく使えないため、父親がうたれて倒れてしまいます。

ドン・ヴィト・コルレオーネには、3人の息子、ソニー、フレッド、マイケルと娘のコニーがいます。長男のソニーは喧嘩っぱやく、短気で、なりふり構わないところがあります。女癖が悪いのも有名です。

次男のフレッドは、臆病で、頼りにならないところがあります。三男のマイケルは、当初、ファミリービジネスに入ることを嫌がっていました。軍隊に入り、ファミリーとは別の人生を歩もうとしていたのではないでしょうか?

そんな中で、父親が瀕死の重体になります。そして父親の息の根を止めようと、殺し屋が送られてくる、それをマイケルは肌で感じているわけです。 兄と、父親の右腕のトム、ファミリーの幹部たちが話している中で、マイケルはいいます。

「俺が奴らをやる!!!」

https://www.youtube.com/watch?v=Pj0lCWqSo1Q

兄のソニーは、この坊やのマイケルが、何を言い出すのか?とマイケルをからかうのですが、相手がマイケルを望んでいることもあり、マイケルが話し合いに行くことになりました。

私が思うに、この時マイケルの心の中にあったのは、失うことへの恐怖だと思います。家族を失うことへの恐怖。最愛のものをなくすことへの恐怖、これではないでしょうか?

その恐怖を取り去るためには、恐怖の根源になっている相手の存在を消すしかない、この考えがマイケルの血の中に、そのDNAの中に流れているように思いました。

これは、父親のヴィトコルレオーネ、兄のソニーにも流れているように思います。大切なものをなくしてなるものか、その恐怖から怒りを出していく。

心理学的には、怒りは第一感情で、その背後に本当の感情があると言われています。イタリア人マフィアの一族にあるのはこの失うことへの恐怖であるように思いました。

結果的にマイケルのソロッツォ暗殺は成功して、ここからマイケルがドンになっていく下地ができていくわけです。

宇宙の法則から見ると、こいつを殺さなければ、俺が殺される、漠然とした恐怖の諸悪の根源はこいつ、恐怖感を解消するためには、その存在を消すしかない

怖くて怖くてたまらない、これは「やる方もやられる方も」お互いに思いあっているわけです。お互い、ものすごいエネルギーの恐怖を出し合っているわけです。

ゴッドファーザーの奥に流れているのは、この恐怖のマイナスのエネルギー、これも1つあるような気がしました。

身の回りにいる「よく切れる人」、その人も「失うことを怖がっている」、という観点から考えてみると意外な一面が見えてくると思います。そうするとこれまでとは違った視点で、その「おこりんぼ将軍」と接することができませんか?

次回は、このシーンの撮り方のうまさ、そしてマイケルのリーダーシップを皆さんにご紹介したいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。