今日は、私のクライアント様(天野ジャックさん:仮名)がどうやって英語に立ち向かっていったのか、これを話します。

 

英語ができないと悩む方は、エネルギーのほとんどを英語に向けています。けれども、実際は、英語の問題はダミーで英語できない本当の理由は、もっと別のところにあるのです。

ジャックさんは、日本の広告関係の企業にいたのですが、この会社が数年前に外資系の企業に買収されました。同僚の中で管理職についている人は外国人の上司とうまく話をしていました。コミニケーションはよくとれれば、自分も管理職になれるに違いない。ジャックさんは英語の猛勉強を始めました。

けれども、効果があるような方法がなかなか見つかりません。聞き流すだけや、1日5分のスマホ学習、ベルリッツでのプライベート会話など、あらゆるものを試しましたが、英語が上手くなってるような気がしない、という思いがずっとありました。

それなので私の、英語のブロック解消講座にいらっしゃったのです。私は最初のセッションで話を聞きながら、ジャックさんが英語ができない本当の理由がわかりました。

英語さえできれば、というあなたの思い、ここに全て秘密があります。
どういうことかというと、「英語ができればというのはダミーのお悩み」ということです。本当は、ジャックさんは別のことを恐れていて、その恐れに立ち向かうことが怖い、見ることが怖い、直視できないので、ダミー問題を作り上げるのです。

ダミーの問題とは、「私の弱点は英語」これになります。

それに対して、では本当の悩みは何かと言うと、自分自身の存在意義です。僕のキャリアが頭打ちなのは、英語ではなくて、仕事ができないから、自分がこの会社から必要とされていない、この事実を見るのが怖いのです。

これはとても怖い事実です。
自分の存在を否定されるわけですから、どれも正面から見たくありません。

だからダミーの悩みを作って、この問題の根っこの深いところを、見ないようにしているのです。

ジャックさんには、一時期英語の勉強を中断していただきました。

そしてじっくり、メンタルブロックを取るというセッションで、感情の解放と書き出しと言う作業をこつこつと行っていただきました。

そして、現在3回目のセッションですが、職場でイライラすることが少し少なくなったような気がするとおっしゃっていました。

そして英語について、最初の1週間は英語の勉強しないことが、嫌な感じがしてとても焦りましたが、今はそれに慣れてきました、とおっしゃっています。

まずはじっくりと、感情、心を癒すこと、これが実はまわり回って、英語力アップにつながります。次回はこのメカニズムについて、お話しいたします。